カテゴリー「書籍・雑誌」の記事

2009/11/14

面白い写真集2冊

中学で展示した写真集の中で特に面白いと思った2冊

誰も行かない日本一の風景 (サライムック)
誰も行かない日本一の風景 (サライムック)

1992年刊なので、震災前旧山古志村の美しくのどかな棚田の写真が目を引いた。
なんか心にぐっときた。
写真dけでなくその場所の地図と名産品・特産品の紹介も掲載されている。
他に、氷点下41,5度北海道美深町のダイヤモンドダストが美しい。
鳥取県三徳山「投入堂」の空中建築も、いつだかテレビで見たあれか・・・と目を奪われ。
この写真集は、それぞれの見出しも興味を引く。
例えば
『凪のあとの紋様』ときて写真を見れば北海道厚岸町の昆布の浜。
昆布が海岸にわーっと敷き詰められている。
『畦道の真っ赤な秋』ときて滋賀県大津の彼岸花の風景写真。
(凡人は真っ赤な秋=紅葉だけどね)
美しい風景+珍風景で面白かった。

追憶の蒸気機関車―写真集
追憶の蒸気機関車―写真集

こちらは真っ当な(?)蒸気機関車の写真集。
日本各地の風景に溶け込んだ機関車。
うちの小学校にもほしいと思った。
蒸気機関車の絵を描くときのイメージ写真に。
ただ、もうちょっと大判サイズなら申し分なかったのだけど。
ちょっと小ぶり。

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2009/10/01

月下花伝-時の橋を駆けて-

月下花伝―時の橋を駆けて
月下花伝―時の橋を駆けて

中学校の本。
表紙は新撰組沖田総司。
主人公は、17歳の女の子秋飛(あきひ)。
社会派のフリーカメラマンの父とライターの母は、秋飛が2歳の時、ボスニアヘルツェゴビナに取材に行っていて亡くなった。
その後姉の春姫(はるひ)と共におじいちゃんに育てられた。
そのおじいちゃんが、突然倒れ亡くなったところから物語が始まる。
大好きだったおじいちゃんの死のショックから立ち直れない秋飛。
秋飛にとって、幼い頃納屋で見つけた新撰組の映画が細切れに写っている古いフィルムと映写機で、その映画を見ることがなぐさめとなっていた。
そして古武術の道場をやっていたおじいちゃんが遺した愛刀”月不宿(つきやどらず)”。
そのフィルムを見ていたある日、不思議なことが起こる。
沖田総司が目の前に・・・
やがて春姫と同じく女優を目指そうとエキストラから始めた秋飛。
おじいちゃんの死から徐々に立ち直っていく秋飛に、総司の霊(?)が関わってくる。

現代に新撰組のエピソードを上手く取り入れて読みやすい物語だった。
続編もあるらしいが、私の行っている中学校にはないので、今度どこかで借りて読んでみたい。

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2009/09/20

般若心経絵本

般若心経絵本
般若心経絵本

『鬼にて候』を読んだからというわけでもないが、中学校で書架整理をしていたら目に留まり、読んでみた。
わかりやすかった。
読んでいたら、ふーっと体から力が抜けていった。
現在の私は生きていてあまり苦しいと思うことがないんだけどね。

以前にも書いたが、私はお寺の親戚があり、小さい時から遊びに行ったり泊めてもらったりしていた。
お寺の本堂や墓地は日常世界だった。
お寺の墓地はお掃除が行き届き、きちんと供養されているから、全然怖いと思ったことはなかった。
母の実家は大きな農家で仏間があり、妹と二人で入りふすまを閉めて遊んでいた。

私は、何も信仰しておらず、お経を覚える気もないけれど、読経を聞くのは好きな変なヤツなんです。

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2009/09/19

鬼にて候①②

鬼にて候〈1〉 (YA!フロンティア)
鬼にて候〈1〉 (YA!フロンティア)

鬼にて候〈2〉 (YA!フロンティア)
鬼にて候〈2〉 (YA!フロンティア)

保は小6。
ごくごく平凡な小学生。
なのだが
家は神社。しかも悪霊を退治する「鬼道師」の家系であり、保も12歳となった今、鬼道師になるべき時を迎え。1巻では無事(?)デビューを果たす。
その1巻のお話は
一見元気で爽やかな産休補助の先生が着任し、クラスがまとまり始めたと思ったのもつかの間、子ども達の間に不穏な空気が流れ始め・・・
それを調査するうちに、五百数十年前の怨霊と対決することになる。
2巻では
夏休みで帰ってきた大学生の姉、鈴(りん)の友達の悩みを聞いたことから、最近流行りの占い館が怪しいとわかる。
占い館は、保の同級生の女の子の父親が経営していた。
鈴は、保の同級生で霊感が強く同様に修行を始めた恵、保の友達の直樹、もちろん保にも手伝わせて調べ始める。
そしてキツネの化け物、霊獣を退治することになり・・・

かくしゃくとしたおばあちゃんとその娘であるお母さん、そして姉の鈴が気も強くとても元気。
気弱で暗記が苦手な保は、お父さん似。
普段は昼行灯のようで誰にも頼りにされないようなお父さんだが、じつは、すごい鬼道師。
そのギャップが面白い。
他の登場人物も個性的で保が鬼道師となっていく展開も無理がない。
楽しく読んだが、「鬼」として非情な場面があり、また、神社なのにお堂もあって般若心経を唱え術を使い不動明王を敬い・・・とそういうところがどうにも馴染めなかった。
小6が主人公と言っても、結構難しい言葉が出てくる。
中学校図書館の蔵書だが、その通り、中学向き。
ホラーを読みたがる長編が苦手な子にいいかも。

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2009/09/16

ブックトークを聞くのは楽しい

ほぼ月1回の研修会。
今回はJPIC読書アドバイザーをお招きして、ブックトークの実演をしていただいた。
小学校は勿論のこと、中学校と大人向けのブックトークが聞けてよかった。
たくさん興味深い本を紹介していただいたが
さかなクンが書いた絵本

さかなのなみだ
さかなのなみだ

いじめられている君へいじめている君へ
いじめられている君へいじめている君へ

こちらは著名人による子ども達へのメッセージ。
朝日新聞に連載されたそうだ。
さかなクンも書いている。
字も大きくて読みやすい。

この2冊要チェック。
中学生向けのブックトークで紹介された。

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2009/09/10

復讐プランナー

復讐プランナー (14歳の世渡り術)
復讐プランナー (14歳の世渡り術)

14歳の世渡り術のシリーズだが、”中学生日記”的な小説だろうと思って読み始めた。
そうしたら、またまた結論は読者に丸投げ的な終わり方。
不満・・・
小説と思わず、いじめのエピソードと考えればいいかもしれない。
後半には、いじめ対処法がしっかり書かれている。
ノートに書くことなど、ウツなどの精神療法に通じることも書かれており、この対処法は、結構いいと思う。
”復讐”とは言え、やってはいけないことも法律を用いて説明されているし、本の紹介もある。
いじめられている人、これを読めば解決!なんて安直なことは言わないが、読んでみる価値はあると思う。
簡単に読めてしまうから。
あさのさんのメッセージは伝わった。

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2009/08/31

世界一の美女になるダイエット

世界一の美女になるダイエット
世界一の美女になるダイエット

この本、少し前に本屋で平積みになっていた。
が、その時はよくあるダイエット本くらいにしか思わず、そのままスルーしてしまった。
ところが最近、mixiで同業者さんが絶賛していたので、私も購入して読んでみたら、確かに面白かった。
著者は、ミス・ユニバース日本代表達の栄養や生活、メンタル面の指導をしている人。
ダイエット本というよりは、外見だけでなく、内臓もきれいにするワザが満載の本だ。
結構勘違いしていた食べ物があることを知った。
以前生協の試供品で飲んでみた青汁。
まずくて買う気にならなかったのに、この本を読んで買いに行ってしまった。
それに、イタリアンが流行ったとき買って結局使い切らずに捨ててしまったバルサミコ酢だったが、再び購入してドレッシングで使ってみた。
娘には「ミーハーだねえ」
と言われたけどね。
青汁は粉末なので、夏の名残りのアイスクリークにふりかけて食べたら、抹茶アイスのようになっておいしかった。
(アイスクリームは、この本の中では×だけど)
あとは、食品表示。
カロリーゼロと書いてあっても、とんだ落とし穴があるかもしれない。
表示はきちんと読まなくては。
今更ミス・ユニバースのようなプロポーションを目指すわけはないが、内臓脂肪を減らしたい人にもお勧め。

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2009/08/20

ペンギン恋日和

ペンギン恋日和
ペンギン恋日和

可愛い!愛らしい!
鎌倉文也さんの写真と坂崎千春さんの文章。
ペンギン達が本当に語り合っているようだ。
まるで劇を観ているような。
はー・・面白い!

『恋するペンギン』のリニューアル版。

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2009/08/09

若いうちに読みたい太宰治

若いうちに読みたい太宰治 (ちくまプリマー新書)
若いうちに読みたい太宰治 (ちくまプリマー新書)

この本、公共図書館のYAコーナーで見つけた。
10代、20代にこそ太宰治を読んでほしいと思って書いたブックガイドだそうな。
しかし、この本、それぞれの本についての内容紹介が親切すぎる。
この1冊だけで、太宰作品をわかった気になっちゃう。
書き方も国語の先生らしいなー・・・と。
それで辛口★2つ。
まあ、齋藤先生もちょっと本を出しすぎじゃないでしょうか。

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2009/08/04

№6(ナンバーシックス)#8

NO.6〔ナンバーシックス〕#8 (YA!ENTERTAINMENT)
NO.6〔ナンバーシックス〕#8 (YA!ENTERTAINMENT)

読みました。
『ガラスの仮面』じゃないけど、まだ終わりません。
ただ、今回はだらだら引き延ばしているという印象ではなく、それぞれの登場人物の心理描写が丁寧だったなという印象が残った。
そして革命が起こるときの心理、何がどれが『正義』なのか。
結構深く考えさせられる内容だった。
よかった。

それにしても、7巻の話はどこまでだったっけ?
と忘れちゃったほど。
なんとかして~。

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2009/08/03

八朔の雪

八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)
八朔の雪―みをつくし料理帖 (ハルキ文庫 た 19-1 時代小説文庫)

面白かった。
肩の凝らない江戸下町人情時代小説。
大阪生まれの18歳の娘が、理由あって江戸へ出て料理人として一人前になっていく話。
澪は、大阪で、両親を大雨洪水のために失い、その後助けてくれて奉公先となった料理屋は火事。
その店主夫婦とともに江戸へ。
息子が江戸で支店を切り盛りしてるはずだったのに、尋ねてみれば店は人手に渡り、当の息子は行方知れず。
店主は失意の中で亡くなり、澪は御寮さん(女将さん)と二人取り残される。
しかし、澪には根性がある。
健気な澪を助けてくれる人が現れ、また、上手くいきかけるとそれを妨害する輩が現れ・・・
と波乱万丈、泣かせどころもあって、恋かな?と思わせるところもあり、澪の天然ぶりが面白い。
それにしても、新しい味を生み出そうとするときの澪はすごい。
そして、洪水で生き別れた幼なじみとの再会がありそうな続編が楽しみ。
巻末にレシピ付き。
角川春樹事務所が出版だから、そのうち映像化されるかも。

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2009/07/21

ぼくらの先生!

ぼくらの先生!
ぼくらの先生!

定年退職して10年。
元先生が、思い出話を奥さんに語りながら、子どもと自分の関わりを見つめ直す。
そして、奥さんのことも。
はやみねさん自身、14年間教師をしていたそうだ。
小学生から読めるが、大人向きの内容だと思った。
ほんわか温かい気持ちになった。

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2009/07/20

目で見る経済-「お金」のしくみと使い方

目で見る経済―「お金」のしくみと使い方
目で見る経済―「お金」のしくみと使い方

中学で入れた本。
前の中学でも『目で見る物理』、数学、化学、全部入っていた。
目で見る物理は、高校時代赤点ぎりぎりセーフの私でも
「物理面白いかもhappy01」と思ったほどだった。
今回の『経済』は高度。
今まで出た本と高生は同じで、絵本サイズで挿絵や写真も多いと侮るなかれ。
字もぎっしり。
世界経済の視点にたって、副題の通りお金の仕組みや使い方、そして、人はなぜ働くか?幸せとは?
と幅広く盛りだくさん。
すごい情報量の本。

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2009/07/18

フシギ伝染

フシギ伝染 (YA!フロンティア)
フシギ伝染 (YA!フロンティア)

中学校の本。
題名と表紙からどんなにおどろおどろしい話かと思ったら、そうでもなく、予想以上に面白く読めた。
8人のクラスメイト(小学校高学年)が不思議な出来事に遭遇する。
それぞれの主人公の話がつながっている。
それは、願い事が叶うという不思議なやかんや、UFOや幽体離脱や恋のキューピッドや・・・最後のクローン男の話だけ、都市伝説がモチーフになっているだけに、ぞっとした。

著者は『ウラナリ!』を書いた板橋雅弘さん。

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2009/07/09

ぼくのおじさん

ぼくのおじさん
ぼくのおじさん

中学校の本。
主人公シゲルが小学4年生から、高校3年生までを描く。
シゲルは5人兄弟で、両親と住んでいる。
おばあちゃんの家の敷地内に家を建てて住んでいる。
シゲルのお母さんの弟が、題名にある『おじさん』だ。
おじさんは、有名大学の工学部を卒業後、しばらくふらふらして会社勤めをした後、医学部を受けなおして医者になった。
シゲルの良き理解者だ。

シゲルは、なぜ勉強しなければいけないか、進学か、就職か、迷う。
悩む。
そんなシゲルを見守り、導いてくれるのがおじさんだ。
父親だと反発してしまうシゲル。
そういうやりとりが、ちょっと説教臭く感じる場面もあるけれど、押し付けがましくはない。
なぜなら、シゲルの兄弟達もおじさんも個性豊かで、一つ一つのエピソードが面白く愛情を感じさせるからだ。
『おじさん』の経歴は、そのまま著者の経歴であり、のこ本は、中高生達へのメッセージとも受け取れる。
小学校高学年でも大丈夫そう。

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2009/07/06

少年少女飛行倶楽部

少年少女飛行倶楽部
少年少女飛行倶楽部

あー笑った笑った
本当に面白かった。
清く明るい青春小説。

しばらく前に新聞書評に載っていて、公共図書館に予約したのだけど、結構予約が入っていたから、もう予約したことさえ忘れていた。
今日昼過ぎに本を受け取りに行って、一気に読んでしまった。

舞台は、とある公立中学校。
全員部活に入らねばならないこの中学校にあって、1年生入学したての海月(みづき)と樹絵里(じゅえり)が選んだのは『飛行クラブ』。
入部動機は、樹絵里の一目ぼれ。
野球部と兼部の中村海星先輩が副部長だと知ったからだった。
だが、この飛行クラブ。
部員が中村先輩と部長の斎藤神(さいとうじん)の二人だけ。
自力で空を飛ぶことを目標にしながら、全く活動はなく、斎藤先輩がたいてい一人で本を読んでいるだけだった。
こんな実態のない部に入るのはよそうと思っていたのに、なんだかいつの間にやら入ることになり、おまけに、部員が5人にならないと、正式な部活として認めてもらえないということを知った海月は、部員獲得に乗り出す。

登場人物の名前が変わっており、また、ものすごく個性的な面々が揃っている。
『朋』と書いて『るなるな』とか、『海月』だって『くらげ』とも読むから、あだ名は『くーちゃん』だし。
名前にまつわる親の願いと、その謂れに縛られて苦しむ子どもの気持ちも描かれていて、ほろりとした。
やる気なさそうな面々が、話の展開に沿って、どんどん活発になって、心が通い合っていくのも楽しかった。
こんなに上手くいくわけないと思いつつ、真っ直ぐな登場人物たちを応援している自分がいた。
傑作!

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2009/07/02

弱虫!

弱虫!

中学校の本。
1998年にYURIMARIとしてエイベックスからデビューし、2001年に芸能界から引退した伊澤真理さんが書いた自分史と詩。
引退の2001年に出した本。
複雑な家庭環境に育ち、愛情に飢え、気持ちは荒れて非行に走り・・・
そしてなんとか立ち直り
死にたいとか、殺したいほど憎らしいなどと思ったことは何度もあったが、そうしなかったのは、自分の思いを書き綴ってきたからだそうだ。
上手い文章ではないが、ストレートに思いは伝わってきた。
2001年に19歳だった彼女。
今27歳
Wikipediaで調べたら、いろいろあって再デビューしているらしい。

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2009/06/25

アンティークFUGA①

アンティークFUGA〈1〉我が名はシャナイア (YA!フロンティア)
アンティークFUGA〈1〉我が名はシャナイア (YA!フロンティア)

面白かった。
主人公は風雅(ふうが)という中1の少年。
骨董店を営む両親は、半年前、店の倉庫で商品のつきもの祓いをしていたらしく、テーブルの上に魔方陣を残し、行方不明となった。
倉庫はめちゃくちゃになっていた。
風雅は、近所の家で生活することになり、荷物の整理をしている時、父にもらった”コルノ”を見つける。
コルノとは、お守りのペンダント。
樹齢ウン千年のセコイア杉を使っており、その木霊が宿っているという。
そして、その木霊は1度だけ願いをかなえてくれるという。
間違って、コルノの木霊シャナイアを呼び出してしまった風雅は、両親が戻るまでお兄さんになってくれと願う。
契約を結んだシャナイアと風雅は、骨董店を再開し、両親探しを始めることにする・・・
木霊の威厳を保ちつつ、風雅を気遣うシャナイア。
骨董品についているつくも神とのやりとりも面白い。
あんびるさんは、低学年向きの可愛いお話が得意だと思っていたが、これもよかった。
今、4巻まで出ているらしいが、私が行っている中学にはこの1巻だけ。
続きが読みたくなった。
小学生でも十分楽しめそう。

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2009/06/22

悼む人

悼む人
悼む人

母が貸してくれた本。
もう1ヶ月以上前に借りたのに、なんだがこの本のテーマが重すぎて読む気になれなかった。
そしてやっと読み終えた。
というか、読み始めたら、あっという間に読み終えた。

静人(しずと)の幼い頃からの体験から、せずにはいられなくなった『悼む』という行動。
新聞やラジオで死者が出た場所を探し、そこを尋ね
「その人は、誰を愛したか、誰に愛されたか、どんなことで人に感謝されたことがあったか」
聞いて歩く。
そして悼む。
それは冥福を祈るということとは違うし、ましてや宗教活動とも違う。
「病気と思ってください」と説明する。
自己満足でしかない行動?
だから時に疎まれる。しかし、人に感動を与えることもあり。

静人の行動も切ないが、何と言っても彼の母親、彼の家族が切なかった。

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2009/06/07

今日からマのつく自由業

今日からマのつく自由業! (角川ビーンズ文庫)
今日からマのつく自由業! (角川ビーンズ文庫)

中学生(小学校高学年からかな)は、思春期の関係もあるのか、かなり本の好みも偏る子が多い。
特にライトノベル系は、おばさんの私に言わせれば、学園モノで恋愛があって、友情があって、異界(それは霊界だったり異次元だったり宇宙だったり・・)と行き来して
イラストで見分けるというか、下手するとイラストも似たりよったり
皆同じ様に見えてしまうけど
彼らには全然別物で、ラノベなら何でもいいという子はお目にかかったことがない。
この『今日からマのつく・・』シリーズは一部女子に大人気。
それで読んでみた。

『抱腹絶倒のハイテンションファンタジー』という触れ込みどおりテンション高い。
劇画調テンション。
高校1年15歳の男の子が学校帰りに、同じ中学だった男の子が○ツアゲされているのを見て、助けに入ったまではいいが、逆に被害に遭い、危機一髪!というところで異界に入り込む。
その入口がちょっと汚いところ。
そして入り込んだ異界で彼は魔王の後継者と言われ・・・・
内容からすると男子でも好みそうだけど、女子ばかり借りて行くというのは、イラストのせいか、超美形男子ばかり登場するせいか。
そこそこ面白かったけど、このテンションの高さについていけず、また、私から見ると、展開にあまり新鮮味が感じられず★2つ。
ファンの女子にとっては★5つは当然でしょうけど。

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2009/06/01

イブは夜明けに微笑んで

イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)
イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

中学校で、『文学少女・・・』が好きと言っていた生徒お勧めの本。
挿絵が文学少女と同じ竹岡さん。
この本は、黄昏色の詠使いシリーズの1巻目。

しっかりライトノベルだった。
魔法学校の話のようなもの。
歌を歌って(呪文のようなもの)真精(精霊のようなもの)を出す。
悪との戦い。
死者こそ出ないものの、教師も生徒の負傷者が出て、校舎も大破したのに、生徒達に精神的なダメージは少ない。
が、少年少女の孤独、友情、親の愛・・・と共感する部分もあり
戦いの場面は迫力があり
そこそこ面白かった。

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2009/05/31

ツレがウツになりまして。

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)
その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

前々から興味があった本。
文庫化したのでついに買った。
漫画家である妻からの一方的な見方だけでなく、ツレさんの当時を振り返った『つぶやき』がいい。
また、辛くて重い病気だけど、軽やかに書いてくれているので読みやすい。
正に誰でもなりうる病気。
一時期『心の風邪』って言葉が流行ったっけ。
でも長引けば5年、10年・・・そんなに長期化する風邪があるかしら?
家族も対応が難しい。
てんてんさんに共感。
ツレさんは回復したからよかった。

ドラマも始まったから見ている。
あの枠は、前にやっていた”コンカツ リカツ”も面白かった。

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2009/05/16

もも日和

もも日和 0・1・2歳
もも日和 0・1・2歳

生後3ヶ月から描き続けた絵日記の中から。
愛らしい姿がたっぷり描かれている。

実は、著者のお母様が娘の学童保育の先生だった人。
言葉に尽くせないほどお世話になった人である。
この絵日記にも登場していらした。
今日、市内で開かれている原画展に行ってきた。
絵日記のももちゃんも今は5歳。
5歳のももちゃんの原画も可愛かった。

本も原画も
くすっと笑ったり、そうだったと頷いたり
自分の子育てを思い出して温かい気持ちになった。

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2009/05/13

駆けこみ交番

駆けこみ交番 (新潮文庫)
駆けこみ交番 (新潮文庫)

『ボクの町』の続編。高木聖大くんが目出度く巡査になって、交番勤務。
そこで出会う人々がユニーク。
近くの高級マンションオーナー(未亡人)をマドンナとするお年寄りクラブ『とどろきセブン』も、単なる世話好きでお気楽な隠居集団だと思ったら大間違い。
軽くて読みやすい。
そしてカラッと明るく、そして考えさせられるところもある。
疲れた頭には、よい気分転換になった。

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2009/05/12

ボクの町

ボクの町 (新潮文庫)
ボクの町 (新潮文庫)

母に借りた本。
面白かった。
彼女に振られたことがきっかけで警察学校に入った聖大。
耳にはピアス(勿論、仕事中はつけないが、オフになるとすぐつける)、警察手帳には別れた彼女のプリクラを貼っている。
そんないいかげんで短気な聖大が、見習い期間として配属された駅前交番での3ヶ月を描いた物語。
同期は優等生の三浦くん。
警察官として、人間としての葛藤が描かれるが、からっとして明るい。
この本が書かれたのは平成10年。
今はもっとぶっ飛んでいるような人が警察官になっているかも。
逆にhow toをしっかり学んだ優等生ばかりかも。
(教員の世界もどちらかというと・・・)

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2009/03/12

愛しの座敷わらし

読み終わって
「よかったなぁ」
と思った本。
ホント、心がホワンと温かくなった。
本当に愛しい座敷わらし。

東京から体のいい左遷のような形で転勤が決まった父は、確固たる何かがあったわけでもないが、何かを変えたい気持ちがあって、なんと築100年の古民家を借りてしまった。
家族に何の相談もなく。
長女の梓美は中学生。
今や父とは口も聞かない。友達関係で悩んでいる。
小学生の智也は、ぜんそくだったので、母親から過保護気味に育てられている。
飼い犬のクッキーに顔をうずめると、もう大変だ。
母も悩みは抱えていた。
一緒に住み始めた義母が少しぼけてきたようなのだ。
家族はばらばらだった。
当然、父が勝手に契約してしまった古民家を喜ぶものはなかった。

しばらくして、座敷わらしの存在が明らかになってくると、初めは幽霊のように怖がっていた家族の心が一つになり始める。
古民家に移り住んでから3ヶ月間のできごとを綴った小説。
会話にユーモアがあって、読みながら「くくく・・・」と一人笑いしてしまった。
時にはあつかましくも世話好きな土地の人々もまたユーモラス。
あー面白かった。

朝日新聞連載小説。

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2009/03/11

走れ!T校バスケット部2

以前①を読んだ時は貸し出し中だった②が戻ったので一気読み。
Amazonレビューでも評判がいいとは言えなかったので、期待しないで読んだcoldsweats01

①の続きから陽一たちが高校卒業するまでを描いている。
東大卒のホームレスとの出会いや修学旅行先でのできごとなど、ちょっとご都合主義というか、回数の限られている連続ドラマでありがちな『偶然』の重なりがあって、乗り切れなかった。
バスケの場面はスピード感があり面白かった。
アニメか映画にでもすれば面白いかも。

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2009/03/10

スピン

ネットの掲示板で知り合った中学生男子たち。
イジメなどにあい、家族や学校に鬱屈した感情を抱いている彼らが、それらのものを見返してやろうと企てたことは
バスジャック。
関東地方のあちこちから、路線バスをジャックし、目的地は東京タワー。
その様子が平行して淡々と綴られていく。
できなかった者、自滅した者、すったもんだしながら到着した者。
マスコミや警察はテロか?!
などと騒ぐが、彼らの目的はとても単純で幼くて
あっけない。
ありえない話。
が、最近の動機のない不可解な殺人事件の報道を見ると、こんなバスジャックもやりかねない気がしてくる。
これを読んだ中学生が、ネット掲示板の怖さをわかってくれるといいけど。
そーいうふうには読まないか。

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2009/03/06

星のひと

『でかい月だな』に続き水森サトリさん2冊目。
登場人物の性格やSF的な素材など、ちょっと『でかい月だな』と似ている。
この本では、クラスの人気者、カッコよくて爽やか系、全く毒がなさそうに見える草太(中3)の家に隕石が落ちたことから始まる。
草太の人気はさらに増し、「自分の本当の居場所は宇宙にあるはずだ」と、目前の現実にイラついているはるき(女子)は、心乱され、友達とけんかして「UFOを呼び寄せてみせる」などとはったりをかましてしまう。
暢気で良い子に見える草太も、本当は自分の出生についてや転校続きの生活、両親の離婚騒ぎ、諸々に悩んでいる。
性同一性障害や過労死寸前の父親の問題もある。
いろいろな問題を抱えながらも、みんないい人。
ちょっと毒が足りないけれど、爽やかで楽しく読めた。

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2009/03/05

マーリー世界一おバカな犬が教えてくれたこと

大きな犬にひきずられるようにして散歩している人を見たことがある。
なんとなく冷たい目で見てしまった私。

この”マーリー”も元気すぎるほど元気なお馬鹿な犬。
でもとても愛っくるしい。
著者が実際に飼っていた犬の思い出を書いているから、愛情がこもっている。
元は大人向けに書かれた本を、子どもにも読めるように書き直したヤングアダルト版。
あー面白かった。

アメリカの広い敷地のお家がうらやましい。

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2009/03/04

ちいさな天使とデンジャラス・パイ

中3のスティーブンが、主人公。
8歳ちがいの弟ジェフリーが白血病になってしまう。
母親は仕事をやめ、父親は病院代の支払いに四苦八苦する。
スティーブンも他人の前では平気そうに振舞いながら、実は苦しみ、悩む。
しかし、暗い話ではない。
とにかく文章の運びのテンポがよい。
ジョークも飛び交う。
翻訳者は苦労されただろうが、私は原文を読んだわけではないけれど、上手く訳されていると思う。
スティーブンの恋のこと、友達関係、ドラマーとしての才能。
彼は、カウンセラーの助言も得て、精神的に大きく成長していく。
ところどころホロリとさせるところがあり、アメリカらしいからっとした爽やかさがあり、白血病の治療のことも知ることができ、よい本だった。

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2009/03/01

でかい月だな

でかい月だな
でかい月だな

またまた『月』つながり

友達に崖から突き落とされるという衝撃的な場面から物語が始まる。
幸彦は中1。
バスケット部では1年生からスタメン、性格もいい優等生。
そして、崖から突き落とした涼平は、家庭的にも大変ないわば問題児。
全然接点のなさそうな二人だが、なんとなく気が合った二人だった。
理由を明らかにせず、幸彦の前から姿を消した涼平。
なぜなのか?
家族や友達が涼平を責めれば責めるほど、かばいたくなる幸彦。
複雑な胸の内。
辛いリハビリを乗り越え1年遅れで復学、中2として再出発した時、幸彦は奇妙な現象を眼にする。
ここからSFっぽさが入ってくる。

思春期の心の葛藤、いい子でやってきた主人公のエネルギーの爆発が上手く描かれていた。
登場人物たちがあまりにもいい人たち過ぎるけど。
これはSFではなく友情の物語だと思う。

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2009/02/27

フリッツと満月の夜

フリッツと満月の夜 (TEENS’ ENTERTAINMENT)
フリッツと満月の夜 (TEENS’ ENTERTAINMENT)

月の本が続くが
これは読み始めてもなかなか月が出てこない。
小5の夏休み、父親と二人で、縁もゆかりもない田舎の港町で家を借りて過ごすことになったカズヤ。
父親は小説家、母親はデザイナーでバリバリ働いている。
母は仕事の関係でこちらには来ない。
そんなカズヤが知り合った推理小説大好きの男の子と、町の謎を解き明かそうとする。
始めは淡々と話が進み、読みながら睡魔が襲ってくることもあったが、不思議なネコが登場したあたりから、テンポがよくなってきた。
満月の夜の様子はちょっと幻想的。
そこだけよかった。
全体的には穏やかなお話。
誰も傷つくことなく、いい人ばかり。
主人公は小5だし、中学で入れた本だけど、小学生でも高学年なら十分読めるだろう。
悪くもないが特別良くもなし
痛快でもないがそこそこ面白く
で★3つ

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2009/02/25

いじめられっ子ノラ

悲惨だ。
読み始めてすぐ、もう読みたくなくなったほど気分が悪くなった。
それほどすさまじい。
中1の女の子が主人公。
両親は、彼女が母のお腹の中にいたときから別居。
「おまえなんか産まなければよかった」
育児放棄、虐待を繰り返されている。
学校ではいじめ(教師からも生徒からも)。
どこにも居場所がない彼女。
孤独。

彼女が住む地域には化け猫のウワサがあった。
それが、彼女の家出の後、復活する。
彼女をいじめた人たちが猫の逆襲を受ける。
彼女がしたことか?
彼女はどこにいるのか?

この物語は、宗田さんに寄せられた手紙がもとになっているという。
考えさせられた。
悲惨すぎて生徒に勧めることをためらうほどだ。

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2009/02/24

走れ!T校バスケット部

走れ!T校バスケット部
走れ!T校バスケット部

走れ!T校バスケット部〈2〉
走れ!T校バスケット部〈2〉

ずーっと書店で気になっていた本。
スポーツ青春モノが大好きなので、1巻は文句なしに面白かった。
簡単なので、すぐ読めてしまう。
バスケをやっている人はつっこみたくなる箇所があるかもしれないけど、うちの中3バスケ部元キャプテンも面白かったと言っていた。
バスケの超有名校でイジメに遭い、都立高校に転校した男子が、弱小チームでやり直す。
個性的な面々のエピソードも、神がかり的な場面も、軽く楽しく読めた。
2巻、いつも貸し出し中でまだ読めず。
そのうち読もう。

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2009/02/21

痴人の愛

今朝は両方の鼻がつまって目が覚めた。
鼻の下にメンタム塗って、マスクして寝たというのに。
今年の花粉は早いです。
皆さんも気をつけてくださいbearing

私が行っている中学の図書館には、決して借りられないけれど、お散歩したり、かくれんぼしたりする本が何冊かある(小学校にも数冊あるわね)。
この本もそんな1冊。
昨日の休み時間
中3男子たちが、この本をネタに大喜びし(でも私の目を気にして気持ちを抑えようと努めながらcoldsweats01)、そして例のごとく借りずに去ったな・・・と思って彼らの居た書架をさぐってみると、また本の後ろにこっそりと隠されて置かれていた。
私は、谷崎潤一郎さんの本というと、『春琴抄』くらいしか読んだことがない。
○ロティシズムというイメージが邪魔をして、買うことも借りることもなかった。
が、いい機会だ、貸出手続きはどうせ自分でするのだし、そんなに興奮する何があるのかと借りてみた。
先程の中3男子クンたちは、帰りにも寄って、隠した本を見ようと思ったらしいが、ないのですごすごと帰って行った。ごめんねsmile

で、読んでみました。
難しい言葉もないし、旧かなもないしで、とても読みやすかった。
生真面目な主人公が一人の女性によって堕落していく様がとても人間臭くて、しかしそんなにどろどろしすぎていなくて、面白かった。
中3男子クンたちが「浮気・・・」とか言っているのが聞こえたから、彼らのうちの一人は、この本を読んでいたのだろう。
もちろん、学校図書館の本なのだから、大いに読んでほしい。
この小説が世に出た時代には十分センセーショナルだったであろうことはわかる。
直接的なすごくきわどい描写はないが、○ロティックではある。
これが『文学』というものだ!と思った。

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2009/02/12

バディ-たいせつな相棒-

『バディ』とは
英語で『相棒』『親友』『兄弟』『おい』などの意味があるそうだ。
親しみを込めた呼び名。

冒頭では、12歳の主人公ジョシュの家庭や学校での様子が淡々と描かれる。
離婚している両親。
母親には毎週末に会う。
その時、幼い頃事故で体が不自由になった双子の兄に会うため施設にも行く。
父と二人暮らしだった家に、父の新しいパートナーが一緒に住み始める。
その若い女性になかなか馴染めないジョシュ。
学校では、スポーツ万能成績優秀だが、唯一できないスポーツが水泳だった。
幼い頃の何かがトラウマになっているようだが、自分でもその原因がよくわからない。
そんな彼が、トライアスロンに参加しようと決意する。
自分とライバル関係にある男の子が出場することを知ったからだ。
水泳ができないジョシュ、さあ、どうする?
このあたりから物語にスピード感が出てくる。
トラウマを乗り越え、初恋もあり、13歳の誕生日を迎え、人間としても成長していく。
後半のトライアスロンの場面は感動的。

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2009/02/09

チェンジ!

チェンジ!
チェンジ!

中学校の本。
『チョコレート・アンダーグラウンド』のアニメ映画化にあわせてアレックス・シアラーの本を展示した(本の数冊しかないが)。
この本も並べたのだが、生徒達は、シアラーさんの本だからというよりは、違う意味でこのフレーズに反応している。
シアラーさんは多才で似たようなストーリーということはない。
これは、平凡な家庭に生まれ、足だけは速いが特に目立つところがない、どちらかというと野暮ったい男の子が、ちょっと髪型が変わっただけで、大金持ちの超有名人の息子に瓜二つになることから物語が展開していく。
はじめは取替えごっこという、ちょっとした冒険だったのに、思わぬ事件に巻き込まれることで、うらやましいと思っていた金持ちにも悩みはあり、本質は自分と大して違わないと気づくのだ。

ありえない話だと思いながらも、所々にくすっと笑うような場面があり、そこそこ面白く読んだ。
やっぱり『青空のむこう』が一番面白い。

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2009/02/05

透明人間のくつ下

中学校で入れた本。
だが小学校が舞台であり、小学校図書館に置いてもいいかも。
と思いつつ読み始めたら
私自身生理的に受け付けない場面があり、やはり小学校に置かなくてよいかと思った次第。

小学校の遠足。
30分の自由時間に、ほとんどの子ども達は-先生も-”リトル・ホラー博物館”というなんとも怪しげな博物館に行った。
そこには本当に怪しげな、『首しめ男の手袋』とか『透明人間のくつ下』とか訳のわからないものが展示されていた。
「さわるな!」という警告つきで。
さわるな!と書かれていると人はさわってみたくなるものだ。
「なーんだ、こんなもの」と言いながらみんなは手に取った-先生もー
そして悲劇(喜劇?)が始まった・・・

私がちょっとひっかかった場面は、首しめ男の手袋をはめてしまった男の子の行動で、あまりにもリアルでだめだった。
登場人物も多くて、この長さのお話にまとめるのに無理があるかなと思った。
ブラックユーモアと皮肉と教訓めいている。
ロアルド・ダールの毒のある話を思い出した。
そこそこ面白かった。

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2009/02/04

本漫画

この頃展示や掲示のネタ切れ。
この本はそんな私にヒントをくれる。
毎日新聞「今週の本棚」から生まれた漫画集だそうだ。
ひとコマ漫画。

魔女がほうきに乗って飛びながら本を読んでいる。
同じほうきにぶら下がっているコウモリも読んでいる。

木にぶら下がってコウモリが本を読んでいて、その本を横から首を傾げてフクロウも読んでいる。

書架から本をどかどか落としている下で本を読んでいるのはカニ とか。
他にも面白いネタ満載。

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2009/02/03

ウラナリ

中学校で入れたシリーズ。
2005年に出た本なので目新しくはないが、他校の司書に面白いと教えてもらった。

主人公は中3の隼(ハヤブサ)くん。

国立附属で小中高とあがっていくので公立中学の3年生とは雰囲気が違う。
ただ、成績が芳しくないと他の高校へ行かねばならない。
隼くんは中程度の成績なので、なんとかそのまま上がれそうな状況。
彼は父と二人暮し。
母は離婚後既に再婚しており、1ヶ月に1度会っている。
部活には所属していない。
友だちはいるけれど、あまり深いつきあいをしたくないので、親友はいない。
そんな彼の元に、一人の女の子が尋ねてきたところから物語が始まる。
しかも、名前を確認した途端、いきなり殴ってきた。
「ウラナリ」
と言われて。
全然知らない女の子なのに、なぜ?
やがて、隼くんは、ハンドボール部に誘われて活躍するようになる。
初対面だった女の子、サクラは夏休みに入るとまた突然に現れ、隼くんの生活に侵入してくる。
その後、意外な関係を知ることになる。

隼くんの天然ボケ、サクラの強気の対比が面白い。
その二人も、他の登場人物の面々も、それぞれに傷ついた心を隠しているのだが。
青春だなあという物語に仕上がっている。
1巻は人物紹介と序章というところか。

装丁としては、女の子向きのようだが、内容は、男の子も楽しめる。
中学以上向き。

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2009/02/02

チョコレート・アンダーグラウンド

バレンタインを前にした今にぴったりの本。
もしも、チョコレートや甘い食べ物禁止の法律ができてしまったらどうするか?
チョコを隠していたら、即、逮捕!なのだ。
それも、
大多数の国民が政治に無関心で選挙に行かなかったため、第一党になった政党による政策だったら、何も文句が言えやしない。
自分達がまいた種。
そして、あれよあれよという間に、食べるものや読む本まで制限されていく。

そう、『自由』が奪われていく。

ハントリーとスマッジャーは学校帰り、バビおばさんの店でお菓子を買うのを楽しみにしていた。
それがこんなことになってしまい、がっかりした二人は、バビおばさんを巻き込んで、ある計画を立てる。
彼らの計画はどんどんふくらんでいく。
彼らを執拗に追う同じクラスのフランキー。
彼には彼なりの理由があって『少年団』(健全健康党の少年部)に入っていた。
ナチスを思わせるようなスリリングな展開。

政治への無関心、無気力なんて全くわが国と同じ。
しかし、国民の危機にこんなふうに立ち上がることができる人がいるだろうか。
意地の張り合いしている二大政党以外の誰かが出てこないと、立ち直れないかも。

そんなカリスマ的な人がどこにいる???
面白かった。
アレックス・シアラーと言う人は、多才だ。
全然違う話が書ける。
高学年以上向き。

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2009/01/29

世界神話と伝説の謎

中学校の本。
値段も豪華だが、中身も豪華。
大判のページをめくるごとに、貴重な絵画や遺跡や彫像を見ることができる。
とても美しいし、迫力がある。
解説も、小学生でも読めそうな文章と細かい字の詳説に分かれている。
オイディプス、オデュッセウスなど、ヨーロッパ系の方についつい目を奪われるが、日本の山の女神やアマテラスの絵も神々しい。

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2009/01/23

姫神の本

表紙画像がないのが残念。
娘が大学の宿題でこの内容の本が必要だというので、
(なんと大学図書館で調べたら、既に貸し出されてしまったあとだったと)
公共図書館にあるかと検索したところ、この本がひっかかった。
書名からして眉唾物だったら、その場で返せばいいかと予約して借りたところ、私も面白く読んだ。
と言っても盛りだくさんなので、興味を持ったところを読んだだけだが。
日本の宗教や伝承における女性。
巫女も女神も妖怪も教祖も。

巻末にブックガイドもある。

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2009/01/18

容疑者Xの献身

これは本当に面白かった。
『秘密』や『流星の絆』よりよかった。
直木賞受賞というのも頷けた。
片思いの人のためにどうしてそこまでできるのか、どうして、どうして、という謎が最後に解けて、そして感動があった。
女性に対して甘い作家かしらと思ったら、この本ではそうでもなかったし。
よかった。

私は映画を見ていない。
高校教師の数学者を堤真一が演じたというので、カッコよすぎると思ったが、映画を観た娘が言うには、堤真一の演技力は素晴らしかったらしい=背中丸めて全然カッコよくなかったそうだ。
それを聞いたら、早くテレビで映画をやらないかなと思った。

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2009/01/17

流星の絆

中学校で、リクエストで購入した。
ドラマの影響は大きい。
結末は原作とは違うけれど。
私はたまにチラチラ見た程度なのだが、それでも主人公の3人と例の刑事がドラマの俳優さんに重なった。
読み進むのにそのイメージが邪魔になったわけではない。

そこそこ面白かった。
ストーリー展開が速いし、あまり難しい言葉もないのであっという間に読める。
ただ、この結末には
「えーっ、世の中にこんなにいい人いるの?!それとも彼女がそんなに魅力的だったっていうこと?!!!!」
と、生きてきてウン十年の私としては疑問が残った。
美談すぎるわ。

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2009/01/13

卒業

中学校の本。
4つの短編が収められている。
『まゆみのマーチ』
いつも穏やかに何でも受け入れてきた母。
自由奔放に育った妹、まゆみ。父譲りの生真面目で融通の利かない兄、幸司。
まゆみが不登校に陥ったとき、母が歌ってくれたのが『まゆみのマーチ』だった。
母の臨終を前にして、兄妹が昔を振り返る。
そして、幸司は、自分の息子と向き合う。
『あおげば尊し』
父は元高校教師で、最後は校長会長まで務めたが、決して慕われる教師ではなかった。
そんな父が末期癌となり、在宅介護を望んで家に帰ってきた。
息子は小学校教師で5年生の担任。
そのクラスには『死』に興味を持つ男の子がいた・・・
『卒業』
ある日突然尋ねてきた女子中学生は、大学時代の親友の娘だった。
その親友は、28歳の時、お腹に娘がいる妻をおいて自殺してしまったのだった。
10年以上もたっているというのに、その娘は、死んだ父親のことを教えてほしいという。
自らもリストカットした娘に、いろいろな思い出話をして・・・
『追伸』
敬一が4歳の時、母は癌で亡くなった。
その後来た義母に馴染めない敬一。
その大きな原因は、母が遺していた日記だった。
義母との引き合わせ方が下手だった父。
不器用だった義母。
その不仲は敬一が大人になって作家になった後も続く。
弟の計らいで、還暦を迎えた義母の元へ行った敬一は・・・

どれも重松清らしいじわっと感動が胸に迫る物語だった。
「またかい」
と思いながらもついつい読んでしまう。
とてもわかりやすい。
ストレート。


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2009/01/12

ペギー・スー①

中学校の本。
リクエストで入れたシリーズの1巻目。
悪いオバケが見える能力を持ったペギー。
オバケが見えるというだけでなく、オバケに嫌がらせをされて、それがとんだ奇行になってしまうので、家族からまで変人扱いされている。
父の仕事の関係もあって、ペギーはしょっちゅう転校するが、そんな状態では友達ができるはずもない。
14歳で転校した中学校は、とてものんびりしたところで、また、オバケが何か秘策を練るためおとなしくしてくれていたおかげで、ペギーに念願の友達ができた。
ところが、やはりそんな平和な日々が長続きするはずもなく、ペギーが住む町に異変が起こり、人々も動物もおかしくなっていく・・・

ペギーは魔法使いではない。
オバケをやっつけるちょっとした能力はあるが、スーパーウーマンではない。
しかし、意志は強い。
これも長ーく続くらしい。
一人のリクエストで入れたが、入ったのを見たほかの子も、これ、面白いと言っていた。
私は1巻だけでいいかな。

なんとなくタラ・ダンカンを連想した。
あちらはパワフルだが、あの本を読んだときと同様、心がざわつくのだ。
なんだろうなー。
感覚的なもので、生徒が面白いという気持ちはわかるけど、私は楽しめないのだ。

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2009/01/05

秘密

すごくよかった。

今話題の東野圭吾の本。
私が行っている中学校に東野さんの著作で唯一あったのがこの本だった。
(ガリレオ等は1月に入る予定)
正直、あまり期待しないで読み始めたのだが、良いほうに裏切ってくれた。

妻と娘が乗っていたバスが雪山で転落事故に遭い、病院にかけつけた平介。
妻は死亡してしまった
と思ったら、意識を取り戻した娘は、自分は妻の方であるという。
魂が乗り移ってしまったのか?
ちょっとスリルがあって、時には生々しく、またユーモラスな二人の生活が始まる。
36歳の妻は、小6からやり直す。
しかし、娘の成長につれ、新たな問題も起きてくる。

平介の決断は・・・

妻の実家へ行った時のおじいちゃんの様子にはジンときた。
そしてラストはもう平介の気持ち、妻の気持ちを考えると切なくて、涙がとまらなかった。
これを書いている今でさえじわっと・・・
特に親世代にお勧め。
中学生より大人の方が身につまされそう。

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2008/12/31

犬川柳

犬川柳 がんばれ!ニッポンの犬 (タツミムック)
犬川柳 がんばれ!ニッポンの犬 (タツミムック)

犬川柳のカレンダーを買ったら、あまりにも可愛くて、本まで買ってしまった。
正直なところ、カレンダーほどのインパクトはなかったが、
「ブッ」と吹き出すような写真と川柳の取り合わせにはかわりがない。

犬川柳 ニッポンの犬ごころ編 タツミムック
犬川柳 ニッポンの犬ごころ編 タツミムック

こちらは公共図書館で借りた。
やっぱり面白い。
時には凛々しく、時には哀愁を帯びたその眼差し。
その情景を読み取った的確な川柳に笑えた。

ホント、犬って愛嬌があるなあ。
(っていうか、人間が勝手に言ってるだけなんだけど)

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2008/12/26

”文学少女”と月花を孕く水妖

“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)
“文学少女”と月花を孕く水妖 (ファミ通文庫)

シリーズ特別編。
姫倉家の別荘にまつわるいまわしい過去の謎解き話。
ネタは泉鏡花の『夜叉ヶ池』他。
心葉(高2)と遠子先輩が、夏休みに麻貴先輩の別荘に呼ばれる(無理やり)。
特別編と言っても、最終章の予告的な部分もあり、面白かった。
話の本筋とはあまり関係ないが
「古い本を廃棄する」
と聞いたときの遠子の反応には苦笑coldsweats01

じつは、結末が気になって、最終巻を読んでからこの巻を読んだ。

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”文学少女”と神に臨む作家

“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)
“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)

“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)
“文学少女” と神に臨む作家 下 (ファミ通文庫)

はーぁ・・・
とうとう終わってしまった。
とうとう全巻買ってしまった。
安直!
だからライトノベルは!
と思う場面もいくつもあったけれど、とても面白かった。
わくわくして読んだ。
自分が中高生ならもっと夢中になったかも。

最終巻のネタはジッドの『狭き門』だった。
遠子先輩の謎もわかったし、今までの巻が全てこの最終巻につながっていて
「そうか、そうだったのか」
と一人納得した。
題にある
『神に臨む作家』が誰なのかも。
そして、落ち着くところに落ち着いて安心した。

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2008/12/24

”文学少女”シリーズ④⑤

“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)
“文学少女”と穢名の天使 (ファミ通文庫)

シリーズ4巻目。
今回のネタは『オペラ座の怪人』
そして他にも、子どもの頃読んだ懐かしい『愛の一家』の一場面も登場してそれは嬉しかった。

クリスマスが近づいてくる。
受験が近い遠子先輩は休部宣言。
失踪してしまった琴吹さんの友達を探すうちに、琴吹さんとの距離が縮まっていく心葉・・・
ストーリーは面白い

事件の過程も結末もこんなに甘くて済むわけないだろうと思う。
病院に運べば助かったかもしれないし、亡くなったからって埋めちゃったら、それ、罪でしょう?
先生達も本来なら学園を揺るがす大スキャンダルでしょ?
と、今回はあまりにも軽すぎて★2つ

“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)
“文学少女”と慟哭の巡礼者 (ファミ通文庫)

シリーズ5巻目。
ネタは『銀河鉄道の夜』
いよいよ美羽と心葉が真っ直ぐ向き合い、決着をつける。
心葉の友達皆を巻き込みながら、クライマックスへの序章。
これは面白かった。
こういう風に、狭い友達関係の中で組み立てられるストーリーは、とても面白い。


続きが気になって、大掃除も手につかないくらい。
(本のせいにして、今年も掃除をサボる私。
去年は仕事が忙しいのを言い訳にしていたhappy02

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2008/12/21

文学少女と飢え渇く幽霊

”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)
”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫)

文学少女シリーズ2巻目。
遠子先輩が居候している家の流人くんのことがやっとわかった。
(3巻を先に読んでたもんで)

『嵐が丘』がモチーフになっている。
あとがきで著者も書いているが、今回はちょっと苦しいかな?
それにしても
ライトノベルは、血が流れるのに軽いんだよね。
(だから”ライト”?)
それがあっても、次は名作文学をどう料理し、どう味わうのかに興味を引かれる。

今日は夫関係のクリスマス会だった。
(お酒なしの)
夜は、塾でバイトしてる娘が、受験生に渡す手作りお守りのお手伝い。

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2008/12/18

文学少女シリーズ

“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)
“文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫)

シリーズ1巻目
太宰の『人間失格』が関わっている。

“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)
“文学少女”と繋がれた愚者 (ファミ通文庫)

シリーズ3巻目
武者小路実篤の『友情』が関わっている。

ばりばり学園モノ。

たった二人の文芸部。
高2の心葉(このは)くんが主人公。
もう一人が
自他共に認める文学少女の遠子先輩(高3)。
遠子先輩の読書量はすさまじい。
そしてその学校の司書以上に図書室のことをわかっているという。
そう、このシリーズにおいて大人は全く当てにされていない。
(というか、ライトノベルって皆そんな感じか)
学園内で自殺未遂騒ぎがあったとしても、「先生は事情聴取した」という程度にさらっと記述されるだけで、問題解決は遠子先輩。
図書室で本のページを切られる事件が続いても、本を愛する遠子先輩が後始末する。
(哀しいかな、司書は蚊帳の外。私なら黙っちゃいられない)

心葉はじめ、登場人物の誰もが小中時代に心に傷を負っていて、高校生の今もひきずっている。
遠子先輩の母性が癒しとなっている。
遠子先輩が口上を述べる場面は、なんだか『ごくせん』を連想させる。
=遠子先輩はごくせんみたいな人なのだ。
きっとシリーズの最後には遠子先輩の秘密も明かされるのだろう。

そういう非常に閉じた世界の話だが、この作家さんは、かなり文学作品を読み込んでいる。
改めて『人間失格』や『友情』を読み直したくなる。
また、これらの文学作品は、中高生が国語の先生に薦められる本-『人間失格』は私が行っている中学でも読感文を書くためにひっぱりだこになっている-だから、主な読者である中高生にとっても馴染みやすいと思う。

ライトノベルはたいてい1巻か2巻までしか読めずギブアップするが、このシリーズはこれから全巻読む気になっているワタシ。

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2008/12/16

タラ・ダンカン5

タラ・ダンカン 5上 (5)
タラ・ダンカン 5上 (5)

タラ・ダンカン 5下 (5)
タラ・ダンカン 5下 (5)

もう2ヶ月も前から、卒業生(私立中2年)が貸してくれていた。

挫折shock
上巻3分の1あたりで。
昨日、久しぶりに
「試験終わった~!」
と遊びに来たその子に返却。
彼女にはハリポタ最終巻を先に貸していた(私物の)ので、そのお返しで貸してくれたのに。
まあ、こういうこともあるさ。

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2008/12/14

このライトノベルがすごい!2009

ついつい買ってしまった。
中学・高校図書館に関わりのある方は必読書だと思う。

私が知っているのは
古くはドラクエ。
キノ、アリソン、シャナ、電脳コイル、半分の月、家庭教師REBORN!、ひぐらし、涼宮ハルヒ、ぴたテン、リリトレ・・・
私の妹お勧めで読んだのは
ミミズクと夜の王。
この本に出ていて、これもそのジャンルに入るの?と思ったのは、
NARUTO、ガンダム、有川浩の「空の中」

ぺんぎんさんから教えていただいた「文学少女」シリーズは、もっとも熱いライトノベル第一位だそうだけど、私の周りの子ども達は、まだ読んでいる子はいなかった。
ただ、図書館に来ない子で読んでいる子はいるだろうが。
書店でも今「堂々1位!」
と宣伝されている。
私は「文学少女」シリーズ結構はまった。
この著者は相当文学作品を読み込んでいる。
私も勉強になったくらいhappy02

それにしてもライトノベル種類が多いこと。

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2008/12/05

心がだんだん晴れてくる本

中学校の本。

落ち込んだとき、いやな気分になったとき、どうすれば気持ちが切り替えられるか。
発想の転換方法が優しい言葉で書かれている。
それぞれ4pとか5pとか、短い文章でまとめれているので、鬱々として何もやる気にならない、ましてや本なんて読むのは億劫、という時にも読みやすい。
言葉がすーっと入ってくる。
でも、ずっと読んでいるとパターン化された文章構成のせいか飽きてくる。
手元に置いて、気が向いたとき、ぱらぱら読むのがいいかも。

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2008/12/02

吉野北高校図書委員会

〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)
〔MF文庫ダ・ヴィンチ〕吉野北高校図書委員会 (MF文庫ダ・ヴィンチ)

どうも『図書館』とか『図書委員』等の言葉に弱い私。
それに最近、なんだかこういう題材の小説が増えているような気がする。

この本は徳島県の県立高校の楽しい図書委員たちの日常が描かれている。
出てくるのはいい人ばかり。
女子生徒があこがれるような女らしい優しそうな司書さんも登場する。
とても控えめな人。

恋あり友情あり
まさに青春物語。
大人の私にはちょっと物足りない話だったけど。
いいなあ、私も吉野北高校図書委員会に入りたくなった。

解説を堀北真希さんが書いている。
素直な感想で好感を持った。

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2008/11/30

あなたのための小さな物語 クリスマス

クリスマス(Little Selectionsあなたのための小さな物語)
クリスマス(Little Selectionsあなたのための小さな物語)

クリスマスの短編集というと昨年読んだ
クリスマスの奇跡 はとても感動した。

今回の短編集『クリスマス』もなかなかよかった。
赤木かん子さんが主に中高生向きにセレクトしたシリーズの中の1冊。
古典や、そうでなくともあまり読まれなくなった物語を発掘し、蘇らせることを主眼としている。
私が行っている中学校にあるシリーズ。

クリスマスに関する短編が6つ。
一番初めの『生きたクリスマス・ツリー』(ジョン・ラッツ著)は、ストーリーもクリスマスらしく謎めいていてよかったのだが、主題とは別のところ-このクレイトン一家のクリスマスの様子-が、私の小さい頃を思い出させてくれてちょっと笑えた。

私の父は昭和一桁なので、クリスマスなんて大嫌いだった。
母は別に宗教に関係なく、楽しいことは子どもと楽しみたいと考える人だったので、いつも父親の帰宅までにささやかなパーティを済ませていた。
ある年、めずらしく父が早く帰ってきたことがあり、母子3人で楽しんでいた時、急に玄関でガタッと音がしたのだった。
「お父さんだ!!」
とあわててろうそくの火かなんかを吹き消した覚えがある。
今では懐かしい思い出。

他の話もじわじわと心に広がる話が多かった。

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2008/11/26

夜を守る

中学校の新刊なので読んでみた。
東京アメ横あたりに生まれ育った20代半ばの青年三人組。
夜はぶらぶら遊んでいたが、通り魔事件で息子を失ったおじいさんと出会ったのを機に、アメ横を浄化するためのボランティアを思いつく。
と言っても、それは放置自転車を片付けたり、泥酔者を介抱したり、ゴミを拾ったりといったとても地味な活動。
その三人に、ちょっとしたことで知り合った自立支援施設で暮らしているニックネーム”天才”が加わって、活動が膨らんでいく。
警察沙汰のような厄介ごとには関わらないつもりだったのが、そうも言っていられず・・・
現代の世相も盛り込んで、面白くできた小説だけど、ちょっと、上手くいきすぎ?
と思った。

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2008/11/12

ホームレス大学生

子どもが入れてほしいといい始めたけれど、私としてはそういう2番煎じ本はどうなの?と思って、読む気にもならなかった。
が、
Yoshikoさんが、よかったとコメントしてくださったので、読んでみた。
実は私は『ホームレス中学生』を読んでいない。
中学校には前から入っていたし、小学校でも入れたのだが。
話の内容は、テレビで見て知っている。
父親との対面場面も見たし。
で、
読んだ感想は。
素直な文体で読みやすくよかった。
あの時の兄の気持ちがよくわかった。
ちょっといい子過ぎないか?とも思うけど、母の愛情いっぱいに育てられたのだということはよくわかった。
やっぱり親の愛情というのは大事なのだね。
愛されて育った人は、愛することができるのだ。
ただ、内容的には小学生でも全く問題ないけど、ふりがなはない。

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2008/11/05

発達と障害を考える本シリーズ

ふしぎだね!?自閉症のおともだち(発達と障害を考える本)
ふしぎだね!?自閉症のおともだち(発達と障害を考える本)

ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち(発達と障害を考える本)
ふしぎだね!?アスペルガー症候群(高機能自閉症)のおともだち(発達と障害を考える本)

ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち(発達と障害を考える本)
ふしぎだね!?ADHD(注意欠陥多動性障害)のおともだち(発達と障害を考える本)

このシリーズは、先生からのリクエストで購入した。
夏の研修で紹介されたそうだ。
中身を読んでみて、支部例会で誰かこの本紹介していたなあ・・・ということを思い出した。
このシリーズは視覚聴覚等身体の障がいについても、解説している12巻1セットのシリーズ。
それぞれの障がいの子ども達数人を例に、どういう時どんな行動をとるか、周りはどんな対応をすればいいか、子どもの立場、先生の立場、両方がマンガも使って易しく書かれている。
私は上3つの障がいの違いが今まで、はっきりとわからなかったが、これらを読んでやっとわかった。
大人にも子どもにもいいシリーズ。

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2008/11/03

人類やりなおし装置

人類やりなおし装置
人類やりなおし装置

まぁこさんのblogで紹介されていたので、興味を持って読んだ。
面白かった。
プロフェッサーPのマンガでなく絵童話程度のイラストと文章の配分。
戦争だ、環境破壊だ、と暗い記事ばかりの新聞を読んだ教授が思いついたことは・・・
助手の悩みもよくわかる。
読みながら一緒になって考えてしまった。
このオチにはほっとした。
やっぱり岡田さんの本は面白い。

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2008/11/01

ぼくは落ち着きがない

ぼくは落ち着きがない
ぼくは落ち着きがない

主人公は高校3年望美。
望美は、図書委員ではなく、図書部に所属している。
カウンター当番は、図書委員1名と図書部1名が担当する。
各クラスで強制的に選ばれる図書委員はサボリがち。
学校司書は、最近辞めてしまった。
生徒に慕われていたがリストラされたというウワサ。
そんなわけで、鍵の開け閉めから、カウンター業務、書架整理、図書購入(これは顧問と一緒に)まで図書部で仕切っている。
コンピュータ導入のバーコード貼りや入力も図書部員。
文化祭にも文芸部と競いながら発表に向け頑張る。
司書の私から見れば、ものすごい働きっぷり。
それなのに・・・!だ
教師側から見ればいろいろ理由があるか知らないが、図書部は廃部の憂き目にあう。
望美は立腹する。心の中でつぶやく
”自分たちはたしかに、部室で少々騒がしくしていたかもしれない。部室は各クラスの異端者の溜まり場だったかもしれない。でも、図書室に、学校に、一切の貢献をしなかっただろうか。自分たちはいなくてよい存在だったか?”
この言葉、私の心にもつきささった。

実は私、書名から学習障害等を連想して読んだ。
予約待ちで公共図書館から借りて読んだ。
それなのに、女子高校生の日常が淡々と描かれていたから、
それで?
だから?
という疑問符の中で読み進めていった。
とうとう私の勝手な期待は裏切られて話は終わったが-しっかりこの書名がついたことが納得されるくだりは出てくるー
それはそれで面白かった。
人気がある本は複数冊購入するか、それはせずに幅広くいろいろな本を購入するか
純文学を読む人間は高尚な人間か
とか、図書館に関わる人間としても興味深い。
そして辞めた学校司書がどうしたかについても面白い。

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2008/10/31

別冊図書館戦争

別冊図書館戦争 2 (2)
別冊図書館戦争 2 (2)

やっぱり面白い。
すっごく面白かった。
では、郁の結婚後の話だが、周りの人々の過去話が出てきて、番外編らしくてよかった。
そして、今やどこでも聞くストーカー問題。
まあ、すったもんだしたけど、気になっていた二人がハッピーエンドでよかった。
ハッピーエンドが一番いい。

公共図書館では9冊あって予約61件。
中学校から借りられてよかったーhappy01

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2008/10/27

不連続の世界

不連続の世界
不連続の世界

著者が2000年頃から書き溜めていた5編が収められている。
主人公は塚崎多聞という音楽プロデューサー。
彼が20代から40代までに体験したちょっとホラーな不思議話。
主人公の性格そのままに、ふわふわとつかみどころがないような、それでいて引き付けられるような話。
多聞が聞き役で、彼はクールな役回りかと思ったら、最後に、いいほうに外してくれた。

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2008/10/24

生徒に教えられる

24日に中学に行った日。
新刊リストを掲示し、本を展示した。
特に予告したわけでもないのに、臭いをかぎつけるというか、まあ、雨だったせいもあるかもしれないが、たくさん生徒がやってきた。
新刊を見ると、次に入れてほしい本を思いつくらしい。

ホームレス大学生
ホームレス大学生

を入れてほしいと一人が言ったら、私も、僕も、と声があがった。
「あの漫才師さんは、大学行ってないでしょ?」
と言ったら
「麒麟のお兄さんが書いたんだよ。」
と、そこにいた子達は皆知っていたcoldsweats01
最近本屋めぐりしてないからなあ・・・
生徒に学ぶことは多い。
それにしても、麒麟田村は儲けるわね、と下世話な思い。

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2008/10/23

№6(ナンバーシックス)♯7

NO.6〔ナンバーシックス〕#7 (YA!ENTERTAINMENT)
NO.6〔ナンバーシックス〕#7 (YA!ENTERTAINMENT)

やっと7巻が出た。
遅い。
遅すぎる。
6巻の話を忘れてしまったほどだ。
ただ、施設内部に入り込んだものの、話が遅々として進まず、イライラしたな、と。
だけど、読まずにいられない。
気になる。
(まるでアニメ『巨人の星』を見ていたときのようなイライラ感。
は、私だけか・・・)

7巻は、やっと目的の場所へたどり着いた・・・!
というところでおしまい。
そう、敵の懐に飛び込んでいくという緊迫した状況で、冷静に自分達を見つめている。
そしてその心理変化は、普段優しい人が、戦争に駆り出されて簡単に人を殺してしまう様を言い当てているなと思った。

ある程度盛り上がったけれど
一体どこまで気を持たせるのかしら???

あっという間に読み終わってしまいました。

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2008/10/19

別冊図書館戦争Ⅰ

別冊図書館戦争 1 (1)
別冊図書館戦争 1 (1)

遅ればせですが
中学校で入れたので読みました。

出たときあちこちで話題になって私も本屋さんで最初の方だけ立ち読みし、堂上教官と郁のラブコメばかりだったら読まなくてもいいや。
と思ったのですが、
実際に読んでみたら、いい方に予想を裏切ってくれましたよ。
もちろん、二人の婚約に至るまでのシーンは満載だったけれど、現実の図書館でも起こっている問題も取り上げていて、面白かったです。
Ⅱは入らなかったので、公共図書館に予約しようとネットの予約画面を開いたら、なんと61人待ち!
市内の学校図書館を調べたら、1冊だけ入っている学校があったので、そちらに予約してみようかと思います。
学校で借りられないときは、61人待ちの次に予約者に名を連ねておこうかな。

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2008/10/07

ゆれる

ゆれる
ゆれる

ある田舎の渓谷にかかるつり橋で起きた若い女性の転落事故。
女性は幼なじみの兄弟と遊びに行ったところだった。
これは事故か、それとも殺人か?
真実はどうなのか?
だが、これはミステリーというよりは、心理描写の見事な小説。
登場人物それぞれが章毎に自分の思い、考えを独白する構成。
兄弟の、親子の、男女の、様々な確執、しがらみ
人の気持ちなんてそんなに単純ではない。
揺れる・・・揺れる・・・
最後は、ここで終わるの~?
と少し物足りないながらじわーっと感動が押し寄せた。

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2008/10/06

ぴたテン①

ぴたテン〈1〉ちょっと昔の過ごし方 (電撃文庫)
ぴたテン〈1〉ちょっと昔の過ごし方 (電撃文庫)

コミックの書籍化。
ぴたテンの登場人物たちのエピソード編。
この本、○ックオフで買ったという子どもが貸してくれたので読んだ。
もう新品は手に入らないらしい。
Amazonでも中古しかない。
内容的には小説というより、コミックの会話を並べたような感じで、『ぴたテン』ファンは喜ぶであろう本。
だからコミックを知らない私は、「ふーん・・・」という感じだったが、これを貸してくれた子が今、教室に行けなくなっている子なので、あの子のメッセージだと思って読むと、途端に出てくる一言、一言が深くなってくる。
人を気遣ったり、ダメージを受けている子が立ち直ったり強くなろうとしたりする場面が結構出てくる話。

あの子は、すごく本が好きで毎日本を借りに来ていた。
勉強もよくできて、進学塾ではトップクラス。
そういう子が一時は学校に来れなくなり、そのうち保健室登校となり、今、やっと図書館に本を借りに来れるところまで来た。
そして、以前はあまり他人と話さなかった子が、私とも話せるようになり、自分の好きな本のことも語り始めた。
疲れて羽根を休めていた子が、何か吹っ切れて、以前よりパワーアップしたような・・・
医師の話では、パワーアップでなく、これが本来の彼女、やっと自分を出せるようになったということらしいのだが、エキサイトしすぎて燃料切れ起こさないよう、見守ろうと思っている。
あの子は、このシリーズの2巻を大事にお守りのように持っている。

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2008/10/02

重力ピエロ

重力ピエロ (新潮文庫)
重力ピエロ (新潮文庫)

このところ、中学校の本ばかり読んでいる。
だから、勤務する小学校で
「オススメはないの?」
と常連の多読家から聞かれると、言葉に窮することがある。
マズイbearing
と、言いつつまた中学校の本。

ちょっと前、妹に勧められて読んだ伊坂幸太郎の本があった。

これは血のつながらない(しかも犯罪によって生まれた)息子を自分の息子と変わらず慈しみ育てた話。
父も兄も重たすぎる問題を抱えた息子(弟)を何があっても守ろうとする。
連続放火事件の謎解きをするミステリー仕立てで話が進む。
キーワードは遺伝子、ストーカー、グラフィティアート(壁の落書き)、レイプ、癌・・・
重たいが軽い。
後で読み返すと、「ああ、そうか・・・」と思うような台詞がある。それは上手い。
現実にありそうな内容でありながら、現実離れした展開。
ラストはちょっと・・・それで★3つ。

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2008/10/01

永遠の出口

永遠の出口
永遠の出口

中学から借りた本。
「永遠」という言葉に弱かった末っ子の女の子。
今は大人になった彼女が自分の小学校から高校までを振り返る。
解散したピンクレディとか、まだ体罰がまかり通っていた頃の先生の話とか、昭和を思い出させるエピソードもチラリと出てくる。

それにしても、思春期の子どもの心をよく描いている。
ああ、ウチの子にも思い当たる節がある。
親の思いとは別の所で、もがいている子ども。
何がきっかけで立ち直るのか、その特効薬があるわけではないけれど。
中3の家族旅行の話は笑えた。
高校の失恋話は自分の高校時代を思い起こさせた。

そして森絵都さんの表現の巧さ
高校卒業式の場面
『叶わずに終わった恋のかけらが桜のようにちらほらと舞っていた。』
この一文だけ取り出すと、くさい文章のようだが、ストーリーの流れの中で光る言葉。
こういう表現がある物語をたくさん読んでもらいたいと思う。
まあ、司書としての思いはどうあれ、純粋に面白いと思った。

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2008/09/30

コンビニ弁当16万キロの旅

コンビニ弁当16万キロの旅―食べものが世界を変えている
コンビニ弁当16万キロの旅―食べものが世界を変えている

これも、社会科ブックリストの本を作ったとき、教えてもらった本。
流通や食の問題についてよくわかる。
森クマさんの学校では授業で使ったそうだ。
本当に食材はいろいろな国から取り寄せられているのだな。
もちろん、コンビニという業界について詳細に調べ上げているから、職業調べにも役立つ。
フード・マイレージ バーチャル・ウォーター・・・
聞きなれない言葉がたくさん出てきた。
私にも勉強になる本。

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2008/09/29

スーパーの生鮮食品がお店に並ぶまで図鑑

スーパーの生鮮食品がお店に並ぶまで図鑑
スーパーの生鮮食品がお店に並ぶまで図鑑

5年生が魚だ、肉だ、牛乳だ
と調べに来て終わったと思ったら、今度は6年生が栄養素について調べに来た。
この本、
『先生と司書が選んだ調べ学習の本-社会科ブックリスト・・・』の時に知ったのだが、今回の5年、6年の調べでも役立った。
スーパーに並ぶ主だった野菜や肉、魚(牛乳も)について、その産地(国内外)や生産過程、栄養、流通の仕組みなどについて書かれている。
ふりがなはないが、カラー写真が豊富。
牛肉の検査システムや輸入野菜の残留農薬問題等のコラムもあり、食育に役立つ。

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2008/09/17

小説 ひぐらしのなく頃に 第二話綿流し編(下)

ひぐらしのなく頃に 第二話~綿流し編~ (下) (講談社BOX)
ひぐらしのなく頃に 第二話~綿流し編~ (下) (講談社BOX)

読まずに批判だけしているわけにはいかない。

中途半端に2巻の(下)だが、中学校で返却されてきたので読んでみた。
(上)を読んでいないのに、問題なく読める。
私が想像力豊かだと言いたいのでなく、容易に想像がつくということ。
そして、とても読みやすい。
小説を読んだことのない子でも読みやすいだろう。
中盤までは、金田一少年の事件簿みたいなものでウワサほどではない、と気楽に読んでいられたが、後半、やはりむごたらしい場面が出てきた。
(むごたらしいが、この巻に関する限り、横溝正史の方がよほどむごたらしい)
それに理屈ではない=辻褄が合わないホラー。
終わったと思うと、まだ出てくる。

あとがきを読んだら、1巻から順に読む必要はないシリーズらしい。
ストーリーとしては目新しくもない気がするが、少年事件で取りざたされるということは、それだけ多くの青少年に読まれているということだろう。
メディアミクスという売りの上手さ。
まあ、これだけ騒がれたのだから、これからわざわざ学校図書館に入れる必要もないけれど、小説版に関しては私の目から見るとどうってこともなかった。
(他の巻はすごいのか?はわからないが)

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2008/09/11

鬱の力

鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)
鬱の力 (幻冬舎新書 い 5-1)

実は6月から7月にかけて読んでいた本。
(読んでいたのを今頃になって思い出してここに書く。いまさら)
新書なのに、なんだか読みづらかった。
内容的には香山さんと五木さんの対談だから、大方の読者はさくさく読めてしまうだろうが・・・
日本全体が鬱々としている今
鬱病と鬱の気分は分けて考えなければいけないと。
鬱の気持ちも否定することではないと。

その通りだと思う。
「鬱は心の風邪です」
と言われるようになって、精神科や心療内科も気軽に行ける場所になった。
3ヶ月くらいでよくなる人も多いらしい。
でも8年とか10年とか患っている人もいる。
そういう人がよくなる方法ってないのかな。

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2008/09/10

あの空をおぼえてる

あの空をおぼえてる
あの空をおぼえてる

これも支部例会で紹介してもらった本。
中学生向きの小説。
小学校高学年でも読めるかな。

ある日、買い物に行った兄妹が交通事故に遭い、妹ウェニーは死んでしまう。
兄のウィルも心肺停止になったが息をふきかえした。
その時、実は臨死体験をしていた。
そして、その時、深く傷つくような体験をしてしまう。
その後、気持ちも回復するために、カウンセラーが1冊のノートを渡し、何でも好きなことを書くように勧められる。
ウィルは、ウェニーへの手紙をしたためる。
この小説は、全編ウェニーへの手紙という形を取っている。
そのおかげで、交通事故の恐怖、臨死体験、妹の死、家族の崩壊という重たいテーマながら、とても読みやすくなっている。
ウィルの心の回復には、友達、ペットの犬やネコが大きな力となった。
そして書くことで、自分を見つめ、冷静に過去を振り返り、未来を見据えることができた。
それに比べて、親の情けないこと。
もしも、自分の娘がそんなことになってしまったら・・・と思うと、父親の気持ちも理解できなくはないが、それにしももうちょっと前を見つめてほしいと思う。

親としてもいろいろ考えさせられた小説。
よかった。

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2008/09/06

Fragile(フラジール)-こわれもの

Fragile―こわれもの (teens’ best selections 10)
Fragile―こわれもの (teens’ best selections 10)

4人の作家(石崎洋司・長崎夏海・令丈ヒロ子・花形みつる)が書いた5編収められた短編集。
支部例会で面白い本と聞いたので、読んでみた。
5編とも中学生が主人公。
この本を紹介してくれた人が言ったとおり、確かに花形みつる著『アート少女』は勢いがあって読んでいてわくわくした。
令丈ヒロ子著の漫才の話もよかったし、他の話も、等身大の中学生という気がした。
読んでよかった。

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2008/08/12

あかんべえ

あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)

あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)

母から借りた本。
面白かった。
やっぱり宮部みゆきは面白い。
おどろおどろしいものであっても、人情が溢れている。
作品の中にあったかいものが流れている。

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2008/08/10

死神の精度

死神の精度 (文春文庫 (い70-1))
死神の精度 (文春文庫 (い70-1))

これも妹が貸してくれた本。
変わった死神だなあと思った。
病気や自殺の人にはとりつかない。
不慮の事故で死ぬような場合だけ、それも死神会社のようなものがあるようで、上に指定された人間に1週間接触して、可(つまり死)か見送り(死なない)かを決める。
その基準はわかるようでわからない。
情け深いかと思うとそうでもない。
やはり「死神」
実に淡々とした会社員のような死神。
主人公の死神が何人かに接触したエピソードが描かれているのかと思ったら、最後に、「ああ、そうだったのか」と思わせる。
ずーっと雨が降り続く話。
私も睡魔に襲われ、途中でギブアップしそうになったが、最後に来て、私の気持ちもすっきり晴れた。

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2008/08/03

幽霊人命救助隊

幽霊人命救助隊 (文春文庫 た 65-1)
幽霊人命救助隊 (文春文庫 た 65-1)

妹が貸してくれた本。

自殺して、あの世とこの世の境(らしき)山の上にいた-つまり成仏していない-4人(男性3人・女性1人年齢様々)が、神様に言われて、自殺寸前の人々を助けるため下界に降りる。
勿論、幽霊となって。
ノルマは49日間に100人。
もう死ぬしかないところまで追い詰められた人々の葛藤が綴られていて、暗い小説かと思いきや、そんなことはない。
主人公の4人組のキャラクターが個性豊かで、何せ生きていた時代までいろいろだから、その時代の世相を映しこんだような台詞があって、面白い。
そして、たとえどんなに辛いことがあろうと、自殺がいかにおろかなことであるか読み手に伝わる。
ぐっとくるところもあり、よくできた小説だった。
中高生にも読んでもらいたい。

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2008/07/24

リバウンド

リバウンド
リバウンド

サッカーや野球ほどではないが、バスケも人気がある。
その表紙イラストに引かれ、また、あちこちの書評を読むとよさそうだったので、学校で購入した。
高学年から中学向きの物語。
カナダのシニア・パブリック・スクールが舞台。
日本なら中学生。
転校して悪友とつるんでいたショーンが進級し、大好きなバスケの選手になるため、悪いことはやめようと思っていた矢先、車椅子の転入生とトラブルを起こす。
ショーンは何もしていない。
車椅子のデーヴィッドにつっかかって来られただけだったのに。
やがて、二人はバスケをきかっけに親友となり、精神的にも成長していく。
おもしろかった。

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2008/07/15

男子のための恋愛検定

男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ)
男子のための恋愛検定 (よりみちパン!セ)

中学校の書架整理をしていたら、全然違う分類のところに入っていた本。
題名からして生徒達の興味を引きそうだから然り・・・
と思いつつ何気なくページをめくったら
いきなり『恋愛検定』があって、Yes No チェック欄に鉛筆でチェックが入っていた。
ボールペンでなく鉛筆というところが、私の行っている中学らしいところ。
誰が書いたかわからないが、消すついでに
「何?何?」
と書いた生徒の内容チェックをするワタシ。(スミマセン)

まあ、それは置いておいて。
この本、なかなかよくできている。
中高生は「英検」「漢検」などで「検定」という言葉に馴染みがある。
そして冒頭に「恋愛検定」を持ってきて、読者の興味をひきつけ、後は細かい章立てと、文中にもポイントとなる言葉の活字を大きくし、長文が苦手な男子も大きい活字だけ拾い読みすることが可能。
大活字を追っていって、興味や疑問を持った前後を読む手もある。
内容は、中高生の恋愛論
当世の恋愛事情(出会い系を含め)・性教育・心理分析
マンガNANAの事例を持ってくるなど、硬すぎず、柔らかすぎず
で、中学生以上の男子と言わず女子にもオススメ。
おもしろかった。
が、ちょっと甘いかなと思うところもあった。

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2008/07/11

びんぼう草

びんぼう草 (新潮文庫)

群ようこさんの短編集。
7つの短編。
平成6年発行だから、短編の一つに出てきたレコード店でかかっている曲は南野陽子や光ゲンジ。LPやEPにカセット。懐かしい。
職を失ったり、職探ししていたりする若い女性の話が多いが、最後の”おかめ日記”だけ88歳の元気なおばあさんの話で笑えた。
どうせ年取るならこんなふうにかくしゃくとしていたいものだ。
他の短編の女性も皆一つのものを持っていて、さっぱりしていてよかった。

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2008/07/10

ハゴロモ

ハゴロモ (新潮文庫)
ハゴロモ (新潮文庫)

18歳から8年間も愛人生活を続けていたほたる。
彼が病弱な奥さんのもとへ戻ることになり、傷心のほたるは、郷里に帰った。
と書くとどろどろした物語のようだが、さにあらず。
郷里の人々と接するうちに、心の傷がいえていく。
子どもの頃の臨死体験が蘇り、人の因縁にも気づく。
出来すぎのお話・・・
と思いつつ、その不思議世界と底にある温かさにほわっとした。

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2008/07/07

青空のむこう

青空のむこう
青空のむこう

姉弟喧嘩をして家を飛び出した男の子が交通事故にあって亡くなってしまう。
その男の子が「この世」に戻って思いを伝えようとする。
こういうことって本当にありそうな気がする。
私はこの手の話だとどうしても親としての思いいれが強くなってしまう。
でも、死後の世界を描いていながらカラッとした物語である。

聖書の一節
「汝の怒りの上に日を沈ませてはならない」
=誰かに腹を立てたり恨みを持ったまま眠りについてはいけない
ということ。
私も、今日のことは今日のうちに収めて眠りにつくように努力しよう。
(近頃、娘と帰宅時間でもめることが多くて・・・)

中学の本だが、高学年から読めそう。

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2008/07/01

しゃばけ

しゃばけ (新潮文庫)
しゃばけ (新潮文庫)

中学校の本だが、テレビ放映された影響で、小学校から貸出依頼が来て、何度か他校に貸した。
自分でも読んでみた。
江戸時代
妖(あやかし)
大店の若旦那
推理小説仕立てで話のテンポもよく、面白かった。
宮部みゆきさんの小説と趣が似ているような・・・=気に入った。

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2008/06/25

気をつけよう!ネット中毒

気をつけよう!ネット中毒〈第3巻〉ネットコミュニケーション
気をつけよう!ネット中毒〈第3巻〉ネットコミュニケーション

中学の本。
私の行っている中学ではシリーズ全3巻のうち、この巻だけ入れている。
この巻、読んでみたら小学校でも十分使えそう。
中学校では、導入の本というところ。
中学生がネット依存について調べるんだったら、これだけでなく、秋葉原の事件など起こった際の新聞記事や社説などまとめておくのも必要だろう。
この本は
掲示板、チャット、オンラインゲーム、blog、HP、メール、SNSとはどいうもので、その依存とはどんなものか。
なぜ依存してしまうか。
依存しないためにどうすればいいか。
最後に依存度チェックがあって、私は、ぎりぎりO.Kだった。
でも、blog依存の自覚症状はある。
何せ、旅行に行って、PCが使えない環境の時は、携帯でアクセスしてるんだから。
やっぱり依存症だわ。
ただ、本を流し読みばかりしている私には、欠かせない読書記録となっている。

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2008/06/23

風が強く吹いている

風が強く吹いている
風が強く吹いている

おもしろかった!
小学校図書館だと、本を読みながら一人で笑いだす子がいて、周りをギョッとさせる光景をたびたび見かけるけど(私は慣れた)
久しぶりに自分もその状態になった。
家族がいるときはさすがに大声で笑うことは憚られ、横隔膜をけいれんさせるだけで耐えたcoldsweats01
出版された時、話題になったのは知っていたけど、『一瞬の風になれ』の大学版かと思っただけで手に取る気にならなかった。
今回読んだのは、本に対して厳しい目を向けていて信頼している同業者さんが「よかった」と言ったから。

箱根駅伝で俄仕立てのチームが大活躍する話。
補欠なしぎりぎり10人のチーム
やる気のあるのは4年のハイジさんだけ-主将で影の監督で全ての雑用をこなす-元々彼の野望だけでこの無謀な作戦は遂行された
それを決断させたのが、1年生の走(カケル)
この子がものすごい選手なのだが、高校時代に問題を起こしたがために今のような状態に陥り・・・
他の登場人物たちも個性的で面白い。
ハイジの指示を仰ぐ”監督”に至っては「そんなのあり?」
まあ、ストーリー展開そのものも爽やか過ぎて「そんなのあり?」
だけど、こんなチームがあったら最高だろうと思う。

箱根駅伝もスポ根モノも大好きな私は、寝る時間を削ってイッキに読んだ。

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2008/06/21

夜回り先生と夜眠れない子どもたち

夜回り先生と夜眠れない子どもたち
夜回り先生と夜眠れない子どもたち

中学校の本。

放課後やってきた2年生女子二人が、
「痛いね」
「イヤだね」
と言っているのを耳にして、側に行ってみたらこの本を見ていた。
冒頭でリストカットする場面がリアルに描かれていて
-もちろん、興味本位でなく、夜回り先生に救いを求める少女のこと-
「ほら、これ見て」
と言うので、横から読んだ私も手首のあたりが痛むような気がした。
前に夜回り先生は読んでいたが、心の痛くなるような話で、ぜひ、中高生に読んでほしいと思うものの、隣に並んでいたこの続編まで読みたいと思わなかった。

この本も冒頭から痛いエピソードだが、小学生から大学生、専門学校生まで、主に家族からの虐待が原因で問題行動へ発展したエピソードが載っていて、夜回り先生以上に考えさせられた。

普通の顔して学校生活を送っている子の中にも、虐待などの悩みを抱えている子もいるかもしれない。

過去に接してきた虐待されている子ども(育児放棄を含め)は、皆、親をかばっていた。
親に愛されたい子どもばかりだった。
本当に、大人の方が情けない。
かくいう私だって、我が子とぴったりうまくいってきたかというと、そうとも言えないし、何かサインがあって初めて気づいたもともあったし・・・(私は虐待なんてしたことないです)
と、方向がそれてしまった

とにかく
こういう本は、書架にそっと置いておいて、もしかしたら、そういうことで苦しんでいる子が、たまたま手に取ってくれて、どうすればいいか考えるきっかけになってくれるといいなと思う。
それを願う。

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2008/06/20

博士の愛した数式

博士の愛した数式 (新潮文庫)
博士の愛した数式 (新潮文庫)

中学校で借りた本。
今まで気づかなかったのが不思議。
第1回本屋大賞、読売文学賞受賞作。
著者は芥川賞作家。
映画化もされたし(テレビで放映されたとき見た)、さんざん話題をふりまいたから今更という感じだが、まだ読んでいなかった。

映画もなかなかよかったが、本はもっとよかった。
静かに静かに物語が進んでいく。
じわじわとくる感動。
それにしても著者はよく数学のことを調べたな。
解説を数学者の藤原正彦さんが書いていて、取材に来たときのことを書かれていた。
私も学生時代、数学には苦しめられたけれど、考えてみれば確かに暮らしの中には、数字がたくさんある。
著者は数学者だったっけ?と何度もプロフィルを見直してしまった。
読んでよかった。

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2008/06/19

涼宮ハルヒの溜息

涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの溜息 (角川スニーカー文庫)

涼宮ハルヒ第2巻。
他の中学校から借りて読んだ。
寝転がって読んでいたら娘に
「お母さん、萌え系読んでるの?」
と言われた。
確かにこの表紙は萌え~。
登場人物みくるちゃんのコスプレ姿。
内容は、文化祭で映画上映を思いついたハルヒが、SOS団の面々に命令して、自主映画を作製するというもの。
もちろん、ただの青春ドラマで終わるわけはなく、映画の内容が現実化してしまうという大変なことが・・・
またまたマンガのノリ。
やはり中学以上向きだね。
私は2巻までで十分だわ。
ここのところ、「・・・・gawk」という本ばかり読んでいたので、難しい言葉をたくさん知っている若手作家という点ではうれしい(って変な感想)

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2008/06/17

ジャニーズJr.「大」事典

ジャニーズJr.「大」事典 (HITEN BOOKS)

中学で見つけた本。
大事典と言っても、新書版p186。
1999年発行の本。
事典らしいといえば、ジャニーズ関係のことが50音順に並んでいること。
写真は少ないけれど、ファンの興味を引くだろう。
実際、ウチの学校(小学校の方)の事務さんが、ジャニーズ大好きなので、借りていってあげたら表紙を見ただけで大喜びしてくれた。
大してファンではない私でも「ほーっ・・・」と思うような週刊誌的ネタが並んでいる。
が、
記述も週刊誌的で
「・・・そうだ。」「・・・らしい。」
というネタ元はわからない、どこの噂?のような文体が目立つ。
一部のタレントについては、こんなこと書かなくても・・・と思うような記述もあった。
ジャニーズファンの事務さんも
「内容は、ちょっとsad・・・」
という感想。

これが中学の図書館にあるというのは、リクエストで入れたということでしょうね。
まあ、友達との話題作りにはなるか。
内容を鵜呑みにしないように。

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2008/06/16

ライオンのしっぽ

ライオンのしっぽ (きみだけの生きかた)

きみだけの生きかたシリーズ④
詩人工藤直子さんの主に子ども時代を振り返ったエッセイ。
一編一編が詩のような文章だ。
工藤さんの詩集のように読んだ後、ほっとできる。
中学で借りた本。

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2008/06/12

ボクの、こだわり。

ボクの、こだわり。
ボクの、こだわり。

中学で借りた本。
よく、
内容はとてもいいのに、表紙がイマイチでもったいない。
と、思うことがある。
これは表紙と書名にひかれて手に取ったのだった。
読み始めてから著者が俳優だということに気がつき、顔も思い浮かんだ。
内容は、俳優業のことや大好きなイギリスのこと、競馬のこと・・・初エッセイ。
申し訳ないが、私はこういう文体がダメ。
「○○ですねえ」「○○ですよ。」
はまだいい。
「○○です、はい。」
この言い回しがやけに気になってダメ。
この俳優のファンなら全く気にならないのだろう。

中学に置いているから、一応中身を知っておかなくてはと思って頑張って読んだけど、競馬の話題が多くて、全く興味が持てずギブアップした。

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2008/06/11

×ゲーム・あそこの席 斜め読み

読んでいないのに批判ばかりしていられない。
5年生の男の子が他校に予約していた本が届いた。
中学校でも人気があるらしく、何校かに予約をかけたけど、借りられたのは2冊だけ。
予約していた子達は貸してもらえるか気にして、何度も「来るかな」「来るかな」と言っていた。
それで、一人は放課後借りに来ると言っていたので、5時間目に届いたのを処理して、6時間目にざーっと1冊読んだ。

あそこの席 (幻冬舎文庫)
あそこの席 (幻冬舎文庫)

高校3年生になって転校して座った席は、なんと呪われた席だった。
彼女も精神的に追い詰められそうになるが、新任の担任教師と謎解きを始める。
それを操っていたのは・・・
解説を人気女優の長澤まさみさんが書いていた。
絶賛していたshock

これを読み終わって、2冊目に入ったところで、予約していた子が借りに来た。
うれしそうに・・・・そんなに読みたいのかい

×ゲーム
×ゲーム

小学校の時いじめられていた女性が、同窓会を機に復讐という凶行に出る。
狂った愛情の裏返し。
そしてそれにはさらに裏があり・・・

どちらも気持ち悪い狂気の沙汰という設定だったが、『呪怨』ほどきつくはなかった。
(前任校で、朝読書に『呪怨』を読んでいた5年女子がいて、その子が読ませてくれて、あまりのおどろおどろしさにびっくりした。)
内容は酷いのに、さらっと書いてあって簡単に読めてしまう。
どちらもストーリーにひねりは無い。
青い鳥文庫の方が深いような気がする。
-簡単に読める-
だから、なんだかんだ言われながらも中高生に人気があるのだろうね。
何の感慨もなく「へーっ・・・gawk」という感じ。
しかし、小学生が読んで本当にわかるのかな。
ホラー的な部分だけ拾い読みするのかしら。
尤も、無差別な事件が相次ぐ現実世界の方がよほど怖いかも。

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涼宮ハルヒの憂鬱

涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)
涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)

主に中高生に人気のシリーズの1巻目。
高学年も読んでいる子がいる。
この1巻目は、第8回スニーカー大賞<大賞>受賞作。

舞台は高校。
”キョン”というニックネームの男子が高校に入学したところから物語が始まる。
同じクラスで出会った突飛な女子涼宮ハルヒ。
彼女は自己紹介で
「ただの人間には興味ありません。宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい」
と言う。
彼女と同じ中学出身者は「こんな言動は中学時代から」だと言う。
そして、”キョン”は彼女に巻き込まれ、彼女に輪をかけて個性的な人々も現れて、物語は軽快に展開していく。
マンガのノリ。
内容的には(色っぽい話のところもこれくらいなら)、小学校に置いても問題ないと思うが、初っ端から
「サンタをいつまで信じていたか」
の話なので、ちょっとひっかかり、
まあ、小学校にはあえて置く必要はないだろうと思う。
(中学校にはリクエストがあれば置いたとしても何も問題ないだろうと思う。)
個人的には軽くて楽しかった。
このシリーズも何冊かあり、”キョン”と涼宮ハルヒの因縁というか、関係についてはもうちょっと深く知りたいと興味を持った。

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2008/06/05

NARUTO-ナルト-

NARUTO‐ナルト―大激突!幻の地底遺跡だってばよ (JUMP j BOOKS)
NARUTO‐ナルト―大激突!幻の地底遺跡だってばよ (JUMP j BOOKS)

2005年夏、劇場公開版のノベライズ。
映画は見ていないけど、小説版も結構迫力スピード感があっておもしろかった。
痛快活劇。
これはウチの学校の本ではなく、5年男子が他校予約して借り、読み終わって返却してきたので、読んでみたのだった。
借りた5年男子は、ページの隅に、ナルトがポーズをとっているパラパラマンガ風イラストがあって「これがおもしろい」と言っていた。
まあ、こんなもんでしょう。
これを入れたら、1年生も借りて行って、イラストだけ眺めて(そんなにたくさんはないが)、「読んだ。おもしろかった。」と言って返してきそうだな。


が、しかし、私は1冊読めば十分と思いながらも、予想以上におもしろかった。
まともな文章だったし(と言っては失礼だが)。
ケロロ小説版よりずっとまとも。
どうせ入れるならこちらを入れればよかった。

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2008/06/04

ジーキル博士とハイド氏

ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)
ジーキル博士とハイド氏 (新潮文庫)

中高生の頃、『変身』や『異邦人』、日本の小説なら太宰治の著作などに凝った時期があり、この本も読んだ(暗ーい一面を持ってるワタシ)。
二重人格の代名詞である”ジキルとハイド”
しかし、難しい言葉が多くて
・薬を飲んで常識とはかけ離れた悪行を働く
・やがてその人格に支配され始め破滅の時を迎える
ということしかわからなかった。

今回、中高の頃よりはもうちょっと人間の奥深いところがわかったか?
でもやはり難しかった。
多重人格の本というよりは古典怪奇小説。
イギリスの謎めいた霧の世界。
というところ。
中学で借りて懐かしく読んだ。

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2008/06/02

世界早わかり地図

世界早わかり地図
世界早わかり地図

これは非常にわかりやすい。

見開き2pで1項目。
平均寿命、死刑制度のある国、CO2排出量などどこの国がどうなのか世界地図上に記載してあり一目瞭然。
2006年度・2007年度の統計資料。
公共図書館で借りたが、自分の学校でも次回購入分で入れる予定。
小学生から大人まで楽しめる。

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2008/05/31

片想いさん

<新装版>片想いさん
<新装版>片想いさん

珍しく娘が
「この本よかったよ。読む?」
と言って貸してくれた。
「大学で借りた本で、著者は『ペンギンごころ』を書いた人だよ。AからZまでの章立てで、それぞれ本の紹介にもなってるよ。簡単に読める。ぐっとくるところもあって、電車の中で読んでいたら、涙が出そうになったところもあった。」
と言っていた。
学生時代の恋愛話が中心のエッセイで、ちょうど大学生になりたての娘には等身大の話で感情移入しやすかっただろう、おばさんにはちょっと遠すぎる。
と思って読んでいったら、いくつか私も引かれる話あり、「その本、私も読んだ、懐かしい」と思うものあり。
特に『クリスマス』が私はよかった。
娘は最後の方のお父さんの話にぐっと来たという。
意外だったな。

思春期以来、感想文を書くための本がどれがいいか聞いてくる以外、私が勧める本をことごとく嫌がっていた(あっ、№6だけは気に入っていた)娘が、私に本の話題をふって来たのが嬉しくて、いそいそと読んだ。
娘も大人になったhappy01

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2008/05/27

くさはらだより

以前は船橋で子どもの本の専門店を、今は、館山で『小さな小さな絵本の館グリム』を開いている飯塚さんが詩集を出したそうだ。
飯塚さんとは独身時代からのつきあいだから24~5年になる。
(夫より長いつきあい)
館山に移られてから、「行くね」と言いつつ一度も行っておらず、昨年の子どもの本研究会の成田大会で久しぶりにお会いし、ご無沙汰のお詫びをした。
今年の夏こそ伺おう!
飯塚さんが出した詩集は

くさはらだより

(Amazonにはまだ出てこない)
こいでやすこさんが絵を描いている。
工藤直子さんののはらうたのような、軽やかで季節感のある詩の数々。
皆さんもぜひご一読を!

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2008/05/21

薬師三尊

魅惑の仏像 薬師三尊―奈良・薬師寺 (めだかの本)
魅惑の仏像 薬師三尊―奈良・薬師寺 (めだかの本)

薬師寺展に行った日、書名だけ紹介したけど
実際に読んだのはその後、公共図書館に予約してから。
2週間くらい待ったから、私の前に読んだ人も薬師寺展に行ったかこれから行くかの人にちがいない。

薬師如来、日光菩薩、月光菩薩はもちろん、台座にいたるまで詳しい写真、そして解説。
薬師寺の歴史、三尊以外の薬師寺にある国宝。
薬師寺展で見覚えのあるものも。
やっぱりこういう本で下調べしてから行くべきだった。

続きを読む "薬師三尊"

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2008/05/20

仏像のひみつ

仏像のひみつ
仏像のひみつ

以前、ネコちゃんさんに『仏像のひみつ2』を教えてもらい、公共図書館にあるか検索したら、だけあったので、予約して借りた。
おもしろかったし、勉強になった。
東京国立博物館で2005年初めに開催された「親と子のギャラリー仏像のひみつ』と言う展覧会の内容をもとにした本だそうだ。
著者は当時、館に勤務し、この展覧会を担当した。
そのせいか、本文は話し言葉で、語りかけるように書かれている。
ここには仏像にまつわる4つの秘密が書かれている。
仏像の序列、作り方、形の歴史、仏像に秘められた人々の思い。
へーっと感心することばかりだった。
子どもを意識して平易な言葉遣いにしたということだが、私にもこのくらいがちょうどよい。

勉強してから、薬師寺展を見に行くべきだったな。
何も知らずに見ても、圧倒されるしそれなりの感動はあるけれど、知識があればもっと違う見方が出来たに違いない。
やっぱりいくつになっても勉強は大切。
この本、まだ返却期限にまだ余裕があるので、夫にも勧めた。

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2008/05/14

自閉症ボーイズジョージ&サム

自閉症ボーイズジョージ&サム
自閉症ボーイズジョージ&サム

しばらく前に、読売新聞に書評が出ていた。
公共図書館に入っていたので、すぐ予約し、順番待ちしてやっと読んだ。
私の次も待っている人がいるということだ。
借りるとき延滞しないようにと言われた。

著者は3人の男の子を育てるシングルマザー。
長男と次男が自閉症で、日々の暮らしを綴った本。
小説風でなく、これは育児の記録。
私も長く小学校に勤めているから、自閉症の子がどういう子かというのは、大体イメージできるつもりでいたが
これを読んだら、本当に一くくりにはできないなと認識を改めた。
(以前読んだ 自閉症だった私へ は高機能の自閉症だった。)
幼い頃から読み聞かせた本やその本が彼らに与えた影響も書いてあり、司書として参考にもなった。

それにしても大したお母さんだ。
よくここまで我が子を客観的に見た書き方ができると思う。
ちっともじめじめしていないし。
とても前向きだ。
脱帽。
自閉症の子どもに関わる人は皆読んでほしい。
養護の先生や特別支援の先生ともこの本について話したいと思った。
手元に置いておきたくなったので個人的に購入しようと思う。
(一般書です)

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2008/05/12

ギネス2008

ギネス世界記録 2008 (2008)
ギネス世界記録 2008 (2008)

お願いだからもっと安くしてください。

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2008/05/11

世界のお金事典

世界のお金事典
世界のお金事典

総合や社会で使うことを想定して購入したが、隠れた人気本。
そんなに予約者が殺到するわけではないけど、常に誰か(たいてい男子)が借りている。
借りた子はたいてい期限いっぱい借りる。

カラー刷りではないが、世界各国、国別の貨幣の写真、日本円との比較(2005年現在)、通貨単位やちょっとした経済状況の説明もある。
お札に描かれている人についてのエピソードまで載っている。
フランスの50フラン冊の肖像はサン・テグジュペリで、『星の王子さま』もカラーで小さく描かれているそうだ。
しかも裏表絵が重なるように描かれているというから、現物を見てみたくなった。
(写真でもかわいいと思ったくらい)

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2008/05/09

格闘技がわかる絵事典

格闘技がわかる絵事典
格闘技がわかる絵事典

男子の人気スポーツは野球、サッカーがダントツ。
テニス、卓球、空手、ソフトボールの本もちらちら借りていく。
水泳はスクールに行っている子が多いわりに、なぜか本は借りていかない。
ふしぎ。
たまーに格闘技好きがいる。
プロレスとかボクシングの本があるか聞いてくる。
先日「ボクシング入門」をリクエストされ
それ専門の本かあ・・・と考えていたところ、先日の公共図書館の展示会で上記の本を見て、購入することにした。
相撲や空手などからテコンドーやムエタイも。
もちろんボクシングも。
リクエストしてきた子はちょっとマニアックなので、いろいろ載っていて喜びそうだ。

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2008/05/08

辞書びきえほん日本地図

辞書びきえほん日本地図
辞書びきえほん日本地図

25.8 x 12.4 x 2.2 cm と縦長の本。

冒頭で日本地図⇒都道府県単位の説明⇒名所等の説明 最後に地形等の解説
辞書引きだからそれぞれあいうえお順になっている。
ちょっとユニーク。
詳しい解説ではないが、低学年から楽しめそうだ。

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2008/05/07

NHK週間こどもニュース よくわかる経済

NHK週刊こどもニュース よくわかる経済〈1〉お金ってなんだろう?
NHK週刊こどもニュース よくわかる経済〈1〉お金ってなんだろう?

②景気が良い・悪いってどういうこと?
③株式・会社・倒産って何?

3巻で1セット。
データは2000年までだけど、図解やイラスト豊富で難しい内容もわかりやすくなっている。
池上彰さんって優秀な人だな・・・なんて感心してしまう。

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2008/05/05

ご利益

今気がついた。
ごりやくって「利益」と書くのね。
「利益」を求めてお参りするわけだ。
薬師寺展の日光菩薩立像と月光菩薩立像は、本来薬師寺で薬師如来の両隣に安置され薬師三尊と呼ばれ祀られている。
ご利益を願うなら、薬師寺に行ってお参りするべきだなと思った。
展覧会ではそれにつきものの、いろいろなグッズを売っていた。
解説書や絵葉書などはわかるが、Tシャツやクッキーも。
Tシャツ誰が買うのだろう???
私はクッキーを買ってしまった。
¥525なり。
話の種に。

魅惑の仏像 薬師三尊―奈良・薬師寺 (めだかの本)
魅惑の仏像 薬師三尊―奈良・薬師寺 (めだかの本)
この本は、ショップで販売していたかどうかはわからない。
めだかの本シリーズは私のお気に入り。
値段以上に満足できる。

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2008/05/02

お金の大常識

お金の大常識―これだけは知っておきたい〈14〉 (これだけは知っておきたい (14))
お金の大常識―これだけは知っておきたい〈14〉 (これだけは知っておきたい (14))

大常識シリーズは子ども達に人気がある。
だが、学校図書館に置くには本の作りがイマイチで壊れやすくて困っている。

『お金の大常識』は前半日本と外国のお金の話。
どうやって作るか、種類、歴史。
カラーではないが、外国のお金の種類もたくさん載っている。
”戦争とお金””お札の肖像から歴史が見える”など興味深いコラムも。
後半に経済の話”小学生のためのお金学入門”
株の仕組みや為替レートなど、私にとっても勉強になった。

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2008/05/01

レモンをお金にかえる法

新装版 レモンをお金にかえる法
新装版 レモンをお金にかえる法

新装版 続・レモンをお金にかえる法
新装版 続・レモンをお金にかえる法

1982年に発行以来、絶版状態にあったものを、2005年に新装版としてまた出版された。
アメリカの子ども達が家の軒先で行うレモネードのお店を例に、経済を学ぶ。
正に経済学の基礎の基礎!
絵本仕立てでわかりやすい。
中学生や高校生にもいいと思う。
続編ではインフレなど視野を広げて世界経済の仕組みを学べる。

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2008/04/26

イラスト版お金のしごと

イラスト版お金のしごと 子どもとマスターする46のお金の知識
イラスト版お金のしごと 子どもとマスターする46のお金の知識

学生時代
社会科は好きだったけど、好きなのは地理や歴史で、政治経済法律関係は全く「???」だった。
それでも司書をしていれば、苦手な分野についての資料提供を求められることもある。
それで経済の本。
(まあ、政治経済も、数学に比べればまだマシだけどねwobbly

この『イラスト版お金のしごと』は挿絵がたくさんでわかりやすいが、ふりがなはなし。
親子、教師と生徒等で読み合い、話し合うテキストになる。
子どもにも身近なおこずかいの話から始まり、暮らして行く上でお金とどうやってつきあっていけばいいか、うまい運用のしかたや陥りやすいトラブル、お金の歴史や銀行の役目も知ることができる。
1999年現在だが、国民生活センターや消費生活センターの所在地や連絡先も記載。

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2008/04/07

たんぼ

たんぼ美しい日本の風景
たんぼ美しい日本の風景

書店の児童書コーナーにあったので、5年社会で役立つのかと手に取ってみたら、純粋な写真集だった。
日本各地四季折々の棚田の風景。
文章は”0”に近い。
農家の人々もあまり被写体として登場しない。
どこの地域の写真かは巻末に紹介されている。
なんとなく最後のページまでめくってしまった。
-つまり立ち読み-
今、花粉症に加え空気の乾燥に辛い思いをしているので、瑞々しい写真を見るだけで、気分的に楽になった。
清涼剤みたいに。
そして気づいた。
水辺の写真と言っても、清涼剤のように鼻の通りがよくなるような写真は、海ではなく、川や湖、そして田んぼなんだなあ・・・と。
(お粗末様happy02

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2008/04/06

中学校課題図書

となりのウチナーンチュ
となりのウチナーンチュ

曲芸師ハリドン
曲芸師ハリドン

天馬のように走れ―書聖・川村驥山物語
天馬のように走れ―書聖・川村驥山物語

3冊とも全く知らない本です。
中学はクラス分購入して、国語で感想文指導で使い、そのまま1年間学級文庫にしてしまうので、公共図書館に入っていたら、借りて読んでみようと思います。

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2008/03/30

日本の夜桜

 日本の夜桜 (SUIKO BOOKS)
日本の夜桜 (SUIKO BOOKS)

沖縄から北海道まで日本各地の美しい夜桜の風景を集めた写真集。
所在地、見頃、その地の簡潔な説明もされていて、写真集というだけでなく、名所案内にもなっている。
昼間の桜ももちろん華やかだが、夜桜は妖しさも加わり、とても幻想的だ。
全ての場所に行ってみたくなった。
素晴らしい。

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2008/03/27

船橋市105のクイズ

船橋市105のクイズ―市川、鎌ヶ谷、習志野、八千代市
船橋市105のクイズ―市川、鎌ヶ谷、習志野、八千代市

2008年2月に1刷、3月にすぐ2刷が出た。
こういう郷土資料的な本は、出たときすぐ買っておかないと、すぐ店頭から消えてしまい、記憶からも消えてしまうことがある。
(しかし、Amazonで表紙画像付きで出たのは驚き。)
即買い。
ふりがなはないけれど、小学校の学習でも役立つ。
105問中80点以上合格と前書きにあり、私は自信を持って挑戦。
が、80問くらいやったところで飽きてしまった。

新年度で必ず2冊は注文する。
絶対忘れずに。

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2008/03/26

イニシエーション・ラブ

イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)
イニシエーション・ラブ (文春文庫 い 66-1)

イニシエーション(通過儀礼)・ラブ(恋愛)

大学生から社会人になる頃の恋愛模様。
プチ・プチ・プチ・・・・青春の門?

時代はドラマ『男女七人秋物語』を放映していた頃の設定。
平凡な日常を描いていて、友達の思い出話を聞いているような気がした。
あまり恋愛小説を読まない私が珍しく本屋で買って読んだ。
高校生以上向きかな。

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2008/03/25

国旗と地図

国旗と地図―世界がみえる251の旗 (ピクチャーコミュニケーション)
国旗と地図―世界がみえる251の旗 (ピクチャーコミュニケーション)

本屋さんで見つけた国旗の本。
2007年12月刊。
この本には台湾の旗も載っている。
国旗のいわれと人口等ごく簡単な国の紹介のみだが、オリンピックで使われる旗として、韓国と北朝鮮の統一旗等も載っていることが他の本との違いか。
日本の国旗については、見開き2p使って詳しい。

値段はちょっと高いなあ・・・
でもいい本。

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2008/03/22

ぎぶそん

ぎぶそん (teens’best selections)
ぎぶそん (teens’best selections)

読み終わって著者プロフィールを読み
ミカXミカの伊藤たかみさんだったのかと納得。
テンポの良い文章であっという間に読んでしまった。
関西弁がほんわかしていい感じ。
中2の男子3人と女子1人でバンドを組む。
恋あり友情あり。
地域的な差別、偏見のエピソードあり。
時は昭和の終わり
当時流行したアイドルなどの話が出てくるので、今の子達にはピンと来るかな
と思うところはあったが、文化祭に向けた練習や当日の場面では迫力が伝わってきて引き込まれた。
おもしろかった。

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2008/03/21

ゴールド・フィッシュ

ゴールド・フィッシュ
ゴールド・フィッシュ

読み始めたら、
これ以前読んだかも・・・
という記憶が蘇ってきた。
”リズム”の続編だった。
リズムはずいぶん前に読んだ。

中学校の本。
リズム同様、行間というかページ全体に空白が多く、本嫌いの子にも勧めやすい物語。
中3になった”さゆき”が受験-進路について考えたとき、周りの人たちのことが見えてきて
誰も彼も自分の夢をかなえた人がいないことに気づき
そして大好きないとこの真ちゃんまでもバンドを解散したことを知る。
悩んださゆきが、勉強に没頭するというところが面白い。
そして幼なじみのテツや担任の先生のよい面も見えてきて、いろいろな人に支えられ見守られてさゆきは、さゆきらしさを取り戻していく。

そう、この本にはいい人しか出てこない。
まあ、それはそれでみんなハッピーでいいけど。
(なんか変な感想になってしまった)

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2008/03/19

英国ファンタジー紀行

 英国ファンタジー紀行 (Shotor Travel)
英国ファンタジー紀行 (Shotor Travel)

イギリスの児童文学の舞台を旅した写真旅行記。
ハリー・ポッター、ピーターラビット、不思議の国のアリス、指輪物語・・・etc
写真がすばらしく、イギリスに行きたくなる。

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2008/03/17

チーム・バチスタの栄光

 チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)
チーム・バチスタの栄光(上) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 599)

チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))
チーム・バチスタの栄光(下) 「このミス」大賞シリーズ [宝島社文庫] (宝島社文庫 (600))

やっと読み終わった。
映画を観た後なので、その印象が強く残っていたが、二人の主人公はちょっとイメージ違うかな。
映画は映画でおもしろかったけど、事件後の顛末の場面も小説ではよく描かれていて、小説の方がもっとおもしろかった。

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2008/03/09

自閉症だったわたしへ

自閉症だったわたしへ (新潮文庫)
自閉症だったわたしへ (新潮文庫)

中学から借りた本。
重たかった。
非常に重たくて読むのに時間がかかってしまった。
時には行きつ戻りつする文章。
訳者は相当苦労がしのばれる。

それにしても、ここまで自分を分析するとはドナ・ウィリアムズという人はすごい。
自閉症に加えて、それを全く理解できず虐待に走った母。
1963年生まれとあるから、私と似たような世代。
私が育ってきた年代を考えれば、この病気がどれだけ人々の無理解の下にさらされてきたかわかる。
今だって、全てが解明されたわけではないが。
私も何人もこういう子ども達と接してきた。
彼らの多くは、言葉で自分の状況を説明できない。
こんなふうに考え、苦しんでいたなんて。
でも、自閉症と診断されている子ども達も様々。
また、それに限らず特別支援を必要とする子ども達は千差万別。
「普通の子」とみなされている子ども達だって、内面では大なり小なり葛藤しているものだ。
私だって。子どもの頃の私もかなり葛藤していた。
今、小学校図書館にいる私は、彼らの居心地がいいような環境を整える。
そしてパニックを起こして図書館に飛び込んできたら、彼らの気持ちが落ち着いて、静かな気持ちで教室に戻れるように、見守り、話を聞いてあげるくらいしかできないが。

と、この本の感想からは離れてしまったけれど
Ⅱ、Ⅲと続編があるそうなので、機会があったらまた続きも読みたい。
でも、読むのに相当エネルギーがいる。

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2008/03/05

ちいさなちいさな王様

 ちいさなちいさな王様
ちいさなちいさな王様

中学校で借りた本。

ある日、人生に疲れている孤独な男のもとに、人差し指ほどの大きさの「王様である」と名乗る人物が現れる。
「親指姫でなく人差し指王ですかい?」
とパロディだろうかと一瞬疑った私。
が、その王様のおっしゃることは、なかなか哲学的で、しかもあくまで自然体だから素直に聞けるのだ。
ただ、終わりの部分が唐突で、私にはちょっと不満が残った。

挿絵が多く、108pと短いお話だから、小学生にも読めるだろうが、お話そのものは、とても深い。
中学生の方が、その奥深さについて考えてくれるだろうと思う。
長いお話が苦手な中学生が、感想文を書かなければならなくて困ったら紹介したい。

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2008/03/04

Dear Mom ディアマム

 Dear Mom(ディアマム) (ブルーデイブックシリーズ)
Dear Mom(ディアマム) (ブルーデイブックシリーズ)

中学校の書架を整理していて見つけた。
表紙を見た途端、引きつけられてそのまま見入ってしまった。
動物親子の写真集だと思ったら、それだけでなく、1p1枚毎写真に添えられている文をたどっていくと、詩になっている。
日本語の下に原文の英語。
時にはユーモラスに
61pのライオンくんには吹き出してしまったsmile
時には慈愛に満ちた母と子の姿に感動。
文と写真がぴったり合っている。
小学校にも置きたい。

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2008/03/03

タラ・ダンカン2

 タラ・ダンカン 2 呪われた禁書 (上)
タラ・ダンカン 2 呪われた禁書 (上)

タラ・ダンカン 呪われた禁書 下
タラ・ダンカン 呪われた禁書 下

ウチの学校にはないので、他校から借りて、何人かの子ども達と私とで回し読み状態になっている。
子ども達は読むのが早いので、もう既に4巻目に突入している子もいる。
私が2巻の上を読み始めていたら、後から1巻を読み始めた子に追いつかれたので、
「お先にどうぞ」
と明け渡し
そのうち読み終わって返しにきたので、私が再び読み始め・・・
とそんなことを繰り返しているうちに、来週2巻上下と3巻上下を返却する期限が来てしまった。
私は2巻まででギブアップ。
この本、展開が早くて読みやすいけど、あまりにも登場する子ども達に力がありすぎるというか、大人が情けないというか、読んでてだんだん嫌になってきてしまった。
ハリー・ポッターの校長先生のように、しっかりした大人の大魔法使いがいてほしいのに。

来年度、本校でも買おうかどうしようか迷うところ。
(あっ、まだ来年度自分がこの学校にいるかどうかわからないのだった。)

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2008/02/26

夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ
夢をかなえるゾウ

Amazonレビュー数を見て驚いた。
100を超えている。
そんなに話題になった本とは知らなかった。
中学校で買ったから読んでみただけ。
何の先入観もなく読んだので、結構おもしろかった。

ごくごくフツーのサラリーマンが、「自分を変えたい」と思い、それをインドで買ってきた神様の置物に話しかけたことから、物語が始まる。
表紙のゾウがその神様ガネーシャなのだ。
「変えたい!」
と言った次の日、ガネーシャは置物から生き神に変身して主人公の目の前に現れる。
「一日一善」
ではないけど、毎日一つの課題を与えられ、主人公は実践していく。
しかし、表紙でもわかるように、その神様、かなりいいかげん・・・
その奇天烈さがおもしろい。
物語の形式をとった自己啓発本。

考えてるだけではダメ。
行動に移さなければ。

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2008/02/25

世界の国旗図鑑2冊

先週、公共図書館に行って見つけた本2冊

せかいのこっきずかん
せかいのこっきずかん

2007年3月刊。
低学年から使える。
国旗の図柄が大きく、国旗のいわれや、その国の面積、人口、挨拶の言葉など簡潔に国の紹介がされている。
表紙からしてとても楽しそう。
何人か、国旗好きの男子の顔が思い浮かんだhappy01

世界の国旗図鑑―歴史とともに進化する国旗
世界の国旗図鑑―歴史とともに進化する国旗

2007年8月刊。
こちらは表紙画像でも分るとおり、高学年向き(もちろん、国旗を眺めるだけなら低でもO.K)。
国の成り立ち、国旗のいわれ・・・学習資料としても十分使える。
台湾の国旗も載っている(上記の本には載っていない)。

どちらの本もとても魅力的だが、予算の少ない学校図書館としてどちらか1冊となれば、下の本か。
でも来年度は両方購入したい。

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2008/02/21

タラ・ダンカン①

タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上)
タラ・ダンカン 若き魔術師たち(上)

タラ・ダンカン 若き魔術師たち(下)
タラ・ダンカン 若き魔術師たち(下)

中学生に勧められて読んだ本。
表紙は可愛いけど、挿絵なし。
題名にもあるように、ここに登場するのは、『魔法使い』でなくあくまでも『魔術師』。

幼い時、両親が殺され、魔術師の血を引くことを知らされずに普通の人間として育てられている。
ハリポタの女の子バージョンかと思いながら読み始めた。
主人公タラは12歳。
ある日、家が襲われ、そこから自分の出生の秘密を知り、ドラゴンやエルフ、悪魔達の住む『別世界』へ行き、大冒険が始まる。
若くて威勢のいい初級魔術師達が大活躍し、対照的に、大人の魔術師達はどこか滑稽。
タラのひいおじいちゃんは、犬に変身したまま戻れないし、高等魔術評議会の会長のシェム先生は、くしゃみをすると、ドラゴンに戻ってしまうくらい。

登場人物が多くて、キャラを覚えきれず、苦労したが、ストーリーは駆け足で展開していく。
あっという間に読めた。
作家がフランスの人であるところが異色。
文中に、フランス語の言葉遊びというか、謎解きが登場して訳者は大変だったろう。
10巻まで続くそうだ。
で、オリジナリティの点では「?」で、私はそこそこおもしろいと思った程度だけれど、ファンタジー好きには喜ばれそう。
小学生でも読めるだろう。

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2008/02/19

ミツメテイタイ

ミツメテイタイ
ミツメテイタイ

第1回ポプラ社小説大賞・優秀賞受賞作を改題・加筆・修正した小説。
書名と表紙イメージから、恋愛小説を想像して読み始めたら、そうではないことに気づいた。
主人公は、そろそろ28歳になろうかという女性。
デパートの屋上にあるペットショップでバイトしている。
事情があって、短大進学のため上京して以来、神戸の実家に一度も帰っていない。
恋愛は上手くいかないし、世の中や人生を一歩ひいたところから眺めて生きているような人。
それでも彼女の語り口にはクールなユーモアがあって、魅力的だと思う。
こういう人がいたら面白い。友達になりたいかも。
タイに行った場面は、ちょっとラッキーガール過ぎの気もするが、人生なんて偶然の積み重ねだものね。
しっかり自分探しできて、彼女の人生に明るい希望が見え、読後感はすっきりした。

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2008/02/15

セブンパワーズ

Seven Powers
Seven Powers

王国伝説のような物語。
字は大きくストーリー展開もすばやく、読みやすい。
テーマもはっきりしている。
光と影。
良い魔法使いと悪い魔法使い。
誘拐された王子と共に盗まれた王剣を探し出さねば国が滅びる。
探す旅はすなわち人がなぜ何のために生きるのかということに通ずる。
その7つの条件。
とても教訓的な話。
著者は”Good Luck”を書いた人。
納得。
簡単に読めたが、好みから言うと私は今一・・・
実はGood Luck とか 葉っぱのフレディ とかも苦手。
中学校にあった本。
小学生でも読めそう。

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2008/02/13

5教科が仕事につながる!シリーズ

5教科が仕事につながる!国語の時間―中学校の科目からみるぼくとわたしの職業ガイド
5教科が仕事につながる!国語の時間―中学校の科目からみるぼくとわたしの職業ガイド

中学校の5教科-国・数・英・理・社について、その教科につながる仕事を紹介。
ちょっと目を引いたのは
この「国語の時間」の中に”プロサッカー選手”があったこと。
すぐ読んだ。
コミュニケーションの力として国語を捉えている。
なるほど・・・
数学には、ケーキ屋さんやインテリアデザイナーが紹介されていた。
その理由は・・・読んでのお楽しみ。

私はむしろ、入試と関係ない教科でも、こういう本を出してもらいたいと思う。
特に保健体育。
今の中学校では救命措置についてもきちんと学習している。
入試に関係なくても、こういう学びは生きることと直接つながるわけだし、もっともっと大事にしたい。

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2008/02/12

まんねん貧乏

まんねん貧乏
まんねん貧乏

「ムフフ・・・」という笑いが起こるようなイラスト付きエッセイ。
やっと貯めたお金を持って、自転車こいで美容院に行く途中、とんでもないアクシデント・・なんてエピソードは、ある意味悲しいけど、笑い飛ばせる作者が素敵だ。

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2008/02/07

きみを守るためにぼくは夢をみる

 きみを守るためにぼくは夢をみる
きみを守るためにぼくは夢をみる

中学で借りた本。
この表紙、ネーミングで、なんとなく『セカチュー』を思い出した。
そんな人は私だけかもしれないが、セカチュー同様、軽い小説。
主人公は小4の男の子。
同じクラスの女の子とデートするところから、話が始まる。
考え方も大人っぽい。
ところがデートの帰り、不思議な声が聞こえ、眠りに落ちてしまう。
目覚めると、なんと7年も経っていて、自分だけが子どものままだった・・・
SFか?!(それとも浦島太郎のようなオチがある?)
と思ったら、その方向には行かず
美しい恋愛小説へと突き進む。
それはつまり小4と女子高生というなんとも不可思議な・・・いくら7年前に好きだった男子とは言え、目の前にいるのは明らかに小学生・・・なんだけどね・・・
他にもいろんな謎をばら撒いているけど、答えを出さないで終わっている。

結局肩透かしで終わってしまった。

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2008/02/06

シムソンズ

シムソンズ
シムソンズ

2002年ソルトレイク冬季五輪に出場したカーリング女子日本代表をモデルにした物語。
映画化したプロデューサーが書き下ろした。
映画は見ていないし、カーリングのことは氷上の競技ということくらいしか知らない。
それでも楽しめた。
高3の女の子達が主人公。
和子は、夏休みを前に未だ進路について考えあぐねていた。
そんな和子にカーリングをやる話が舞い込む。
和子の生まれ育った北海道常呂町は、サロマ湖畔にあり風光明媚な町。
カーリングが盛んで、専用ホールを持っているようなところだ。
そのホールで冬、開かれるエキシビジョンマッチに出場しないかと。
しかし、それには一つ条件があった。
幼馴染の美希をチームに入れること。
美希は小学生の頃からカーリングの天才少女ともてはやされ、強豪チームにいたが、数年前に問題を起こし、カーリングをやめていた。
その頃から、美希はとても気難しくなった。
という具合に個性的な仲間やコーチが登場する。

ただ、初めのほうの和子の気持ちの文章で、繰り返しが多かったり、試合後のところでは、いきなり時間が飛んだりと、いまひとつ文章がこなれていないように思った。
が、全体的には、若くて元気いっぱい、さわやかな物語で面白く読めた。
中学校で借りた本。

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2008/02/04

ミラコロ

ミラコロ
ミラコロ

ここのところ、軽い小説ばかり読んでいたので、こういう小説は久しぶりだ。
故郷には苦い思い出しかない主人公が、生まれ育った町にあった小さな映画館がなくなるから最後の上映会に来ないかと誘われ、出かけていく。
そのローカル列車での出来事。
物語は私小説風に淡々と進む。
じわじわと感動が迫ってきた。

中学で借りた本。
作者初の長編小説という触れ込みだが、大長編ではないから読みやすい。
ただ、大人っぽい話だから中学生達はどう読むかな?

ところで、ミラコロとは何か?
ラテン語で「ミラクル(=奇跡)」という意味だそうだ。
正に奇跡の物語。
いい奇跡の。
こういう奇跡はいくらあってもいい。

作者は宮崎県高千穂町出身で、実際に台風被害を受けた高千穂鉄道再生を願って2006年に発表した作品なのだそうだ。

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2008/02/02

ハーフ

ハーフ (teens’ best selections)
ハーフ (teens’ best selections)

真治 小6。
お父さんから
「お母さんは犬のヨウコだ」
と言われて育ってきた。
本当の母親が生きているか死んでしまったのか、真治は知らない。
実際、父親はヨウコを「奥さん」だと言ってはばからない。
だから、そんな父をちょっと頭がおかしい人だと思う人もいる。
真治は、ヨウコを散歩させているとき、ペットを「我が子」と言って可愛がっている人をたくさん見ているから、父が犬を「奥さん」と呼んでもあまり気にしていなかった。
そう、気にしていない振りをして、父に合わせていたのだ。
そんなある日、ヨウコがいなくなって・・・

作者の草野たきさんは、『ハッピーノート』で小6の女の子の気持ちをうまく描いていた。
この作品でも、頼りない大人を前に、成長していく子どもをよく描いているが、この父親は軽いなと思った。
そこが物足りない。
まあ、目の前の大人からの自立-この前読んだ『マリオネット・デイズ』もそうだったが-という子どもの視点からはよく描けているということで。

210pだが、活字は少ないので、あっという間に読めた。 
表紙イメージは、小6というよりもっと幼い子が登場するように連想される。
中学で借りた本だが、小学校でもよさそう。

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2008/01/23

ガールズ・ブルー

ガールズ・ブルー (teens’ best selections)
ガールズ・ブルー (teens’ best selections)

中学校から借りた本。
高校2年生の女の子理穂が主人公。
高校1年の英語は中1の単語から、数学は3桁の掛け算から始まるような高校。
それでも勉強についていけず、退学者が出てしまうような、地域の人たちからも「あそこの生徒は・・・」というような目で見られてしまう高校。
だが、彼女達はそんな周囲の大人たちとは関係なく、楽しく伸び伸びと生きている。
そして、時には決め付けるような周囲の大人達に、ちょっとした反撃に出る。

難しい話でもないのだが、初め方は、どういうわけか登場人物たちの名前とキャラが覚えられなくて、読むのをやめようかと思った。
が、途中からおもしろくなってきて、犬を海に連れて行った場面なんて笑った。

安っぽい感動物語なんてくそ食らえ。と、私も思う。

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2008/01/22

昭和こども・・・

 昭和こども食べもの図鑑―卓袱台を囲んで食べた家族の味、その思い出の味覚たち
昭和こども食べもの図鑑―卓袱台を囲んで食べた家族の味、その思い出の味覚たち

昭和こども図鑑―20年代、30年代、40年代の昭和こども誌
昭和こども図鑑―20年代、30年代、40年代の昭和こども誌

どちらも奥成達 文 ながたはるみ 絵。
著者の思い出話(ふりがななし・言葉も大人言葉)と白黒挿絵で解説している。
詳しいけれど、この本を一番使う4年生には難解すぎた。
こども図鑑巻末の伝承遊び部分と、食べもの図鑑のレシピはなんとか使えるか。
読者層ターゲットは中学生?

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2008/01/21

トイレのおかげ

トイレのおかげ (たくさんのふしぎ傑作集)
トイレのおかげ (たくさんのふしぎ傑作集)

表紙は、スペインのクリスマス人形『カガネー』だ。
そして、本文に入ると、男の子達が喜びそうな写真がいっぱいだった。
内容的には、どんなトイレがいいトイレか?
と、トイレの歴史を紐解き、日本だけでなく世界各地の珍しいトイレが紹介されている。
お坊さんや武田信玄のトイレなんて興味深い。

小学校で今回購入したので、まだ書架に出していないが、
さて、男の子達の反応や、いかに???

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2008/01/20

マリオネット・デイズ

マリオネット・デイズ (teens’ best selections)
マリオネット・デイズ (teens’ best selections)

中学校から借りた新刊。
と言っても出版年は2006年で、受け入れ作業中に見つけて、以前目に留まったけど、結局読まなかった本だったことを思い出し、生徒達には悪いが、お先に読ませてもらった。

おもしろかった。
主人公は中3の女の子、秋音。
秋音はある事情を抱えていた。
小学校入学以前の記憶が全くなく、しかも家にはそういう幼い頃の写真が1枚もなかったのだ。
そんなおり、父の書棚から見つけた1枚の写真が、秋音の人生を変えるきっかけとなる。
彼女は、悩む。
新学期、しばらくして、具合が悪くなり、保健室登校になってしまったほどだ。
しかし、その悩みを口に出す事はできず、母に心配かけまいとして、不登校にならないよう頑張る秋音。
一人で抱え込んでいたら壊れてしまったかもしれないが、友達や周りの人々に支えられ、秋音は乗り越えていく。

暗い話ばかりでなく、中学生の女の子だから、恋の話も出てくる。
この物語で一番情けないのは親だ。
母親は明らかに病気だが、それを見てみぬふりした父親の責任も大きい。

ちなみに自分も親として、危険な目にあわせたくないからと、ガミガミくどくど言って、私の範疇から出さないようにしようとした時期があったことを思い出した。
我が家の場合は、小学校高学年から中学2年くらいまでか。
そんな時、我が娘は黙って聞いてるふりして、その後失敗を重ねていたっけ。
教室にいられなくて苦しんだ時期も少しだけあった。

だが、作者の目はここに登場する誰に対しても温かい。
希望の持てる持てる物語だ。
中学生にぜひ薦めたいし、大人にも読んでもらいたい。

作者のプロフィールを見たら、学校図書館司書と書いてあった。
(今はおやめになったらしいが)
そうだった。この本が出た時、それも話題になって読んでみたいと思ったのだった。

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2008/01/13

13カ月と13週と13日と満月の夜

13ヵ月と13週と13日と満月の夜
13ヵ月と13週と13日と満月の夜

6年生女子たちと話していて、「おもしろい」と言っていたので読んだ本。
求龍堂(出版社)と言えば以前『十二番目の天使』という本を読んだことがある。
やはり当時勤務していた学校の、5年生女子からリクエストがあ